現在、日本全国の整骨院の数は大小様々な規模でかなりの数にのぼるといわれています。
これだけライバルが多い激戦状態の中で勝ち抜くには、より効果的な集客で来客数を増やし、継続的に利益を出し続ける必要があります。
このことは、整骨院を個人経営している方や小規模経営をしている方であれば、痛いほど感じていることではないでしょうか?
だからこそより効果的な集客方法を知り、できることなら手軽で経費の掛からない方法で来院者数を増やしたいと考えていらっしゃるのではないかと思います。
そこで、個人経営や小規模経営だからこそ持つべき視点と、より効果的で効率的な集客をするためのポイントをお伝えしたいと思います。
Contents
1.激戦状態だからこそ見えてきた従来の集客の限界
この記事を読んでいる方のほとんどは、考えられる集客方法のほぼ全てをすでに試されていることと思います。
それでも思ったように集客ができていないと悩まれている方のために、従来方法でできる集客の限界について解説します。
1-1.チラシやフリーペーパーを利用した集客
インターネットによる集客が発達した現在でも、多くの整骨院がチラシやフリーペーパーでの集客を行っている傾向があります。
これらの集客方法は割引などのクーポンを付けることで集客効果を高めることが可能ですが、効果が一時的なものであり、リピートに繋がりにくいという難点があります。
1-2.ポータルサイトを利用した集客
検索サイトや情報サイトなどのポータルサイトには、何らかの理由で整骨院を必要としている人が集まっているので、そこに店舗の広告を出して見つけてもらい、来客や予約に繋げるという流れになります。
広告が他の整骨院との差別化ができていれば、うまく訴求できる可能性があります。
1-3.SNSを利用した販促
FacebookやTwitter、インスタグラムなどのSNSを集客や告知に利用している整骨院は、数多くあります。
これらのSNSは多くの人に当たり前のように使われていることに加え、無料で使用することができるので、うまく使うことができれば比較的高い訴求効果が見込めます。
しかし、あまり来店に繋げられていないと感じている場合は、SNSそのものよりもSNSの使い方に原因があると考えられます。
1-4.自社ホームページの運営
自社ホームページを持っていない場合と比べて、持っている場合はお客さんからの信用度が高い傾向にあります。
自社ホームページから自分の客層にマッチする情報を届けることが出来ていれば、予約や来店に繋げることが期待できます。
2.重要なのはツールではなく中身
ここまでに挙げてきた集客の方法に対して、それぞれ「上手く訴求できれば」効果があることをお伝えしました。
これはつまり、SNSなど新しい手法を使わなくても、従来の集客方法で来院数の増加は見込めるということです。
では、上手く訴求できる場合とできない場合の何が違うかというと、それは「何を伝えるか」という中身の違いです。
これを理解することで初めて、それぞれの集客ツールの力を発揮して来院数を伸ばすことができるのです。
では、実際どうすればいいのか、次章で上手く訴求するためのコツを見ていきましょう。
3.集客を効果的かつ効率良くするための6つのポイント
広告を刺さりやすくし、来院数の増加を促進するために押さえておくべき6つのポイントについて解説します。
3-1.どのような問題を抱えている人が自分の施術を必要としているのかを洗い出す
集客をするにはまずターゲティングが必要ですが、40歳以上の女性や60代の男性など、年齢や性別でターゲットを絞ることが多いと思います。
しかし、より効率的な集客をするには、年齢や性別といった人物像ターゲットを絞るよりも、
「自分の施術を必要としている人はどのような症状で悩んでいるのか」、
「自分の施術でどのような状態になることを希望しているのか」
といったことを考えて客層を絞った方が、今すぐ施術を受けたい人、つまり今すぐお客さんになる可能性が高い人達をターゲットにできるようになります。
このように、自分の施術を必要としている人を洗い出してターゲットにすることができれば、ターゲットが必要としている情報をピンポイントで伝えやすくなります。
3-2.宣伝内容をターゲットが抱える問題や目的に絞る
より効果的で効率的な宣伝をするには、広告に店名や施術内容だけを並べるよりも、ターゲットが抱えている問題や目的に合わせる必要があります。
それができれば、ターゲットは「この整骨院なら自分の悩みを解決できるかもしれない」と感じやすくなり、より良い印象を持たれやすくなります。
3-3.わかりやすい解決策を提示する
ターゲットは自分の悩みを解決するために、自分に合った整骨院を探しています。
それなのに、ただ施術の詳細を掲載しているだけの広告では、相手は魅力的だと思ってくれません。
逆に、ターゲットが抱える悩みや目的に対してしっかり解決策を提示できていれば、「この整骨院なら行ってみたい」と魅力を感じてもらいやすくなります。
3-4.同じような問題を抱えている人の体験談を提示する
自分と同じような悩みや問題を抱えていた人の体験談や施術結果を知ることができると、
人は予約や来店をしやすくなるといわれています。
多くの整骨院がお客様の声として、実際に施術した人の経験談を掲載しているのはこのためです。
3-5.目の前にいるただ1人に語りかけるように書く
効率よく集客をするためには、1人対複数人という形で行うよりも、1対1のような形で行う方が成約率が高くなる傾向があります。
それは、「みなさんは~と思うでしょうか?」と話されるよりも、「あなたは~と思うでしょうか?」と語りかけられた方が、言葉が刺さりやすいからだと考えられるからです。
3-6.申し込み方法を分かりやすくする
広告の内容がどんなに魅力的だと感じてもらえたとしても、申込方法が分かりにくかったり複雑だったりすると、申し込みを中止されてしまうことがよくあります。
このことから、申込方法や予約方法は可能な限り分かりやすくまとめて誰が見ても分かるようにするとともに、電話番号や申込ボタンも目立つように見せることが来院促進に繋がります。
まとめ
集客とはただ広告を出せばいいのではなく、相手のニーズを理解して働きかけることが本当に重要なことであると留意しておく必要があります。
今回ご紹介したポイントはまさにこの点を押さえたノウハウなので、まずは今すぐできそうなことから試してみてください。
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