エステは低価格で施術できるところが増えたことと、女性だけでなく男性の利用者も増えていることから、需要は年々増加しているといわれています。
需要の増加に伴って競合も増えていることから、数多あるエステから抜きん出るためには集客が非常に重要です。
「それは分かっているけれど、頑張っているのに集客がうまくいかない」
激戦化しているエステ業界では、このような悩みを持っているエステ店も少なくありません。
そのため今回は、多くの競合に埋もれることなく高い技術力をアピールすることができる、あなたのエステに合った集客方法をお教えしたいと思います。
Contents
1.エステの集客がうまくいかない理由
集客はできる限り多くの方法を試して頑張っているのに、なぜうまくいかないのだろうか?とお悩みなら、頑張り方を変える必要があるかもしれません。
変えるといってもどこをどう変えれば良いのか、その疑問にお答えします。
1-1.集客はツールの数ではない
ホームページやSNS、ポータルサイトなどのネット広告に、チラシなどの紙媒体など、あらゆる広告手段があります。
それらを駆使しても集客が安定しないエステ店もあれば、ネット広告だけなど、いくつかの広告だけで集客がうまくいっているエステ店もあります。
集客力の差が集客ツールと関係がないのなら、これは一体何の差なのでしょうか?
1-2.集客の差はアピール力の差
集客がうまくいっているエステ店とうまくいっていないエステ店の差はずばり、アピール力の差だといえます。
エステは、ターゲットの美容に関する悩みをいかに解決できるかをアピールする力が、集客の要となるため、そのアピール力が強いエステ店ほどお客さんに訴えかける力が強く、お客さんが集まるようになります。
では、そのアピール力とは何なのか、ポイントを確認していきましょう。
2.エステの集客力を高めるための4つの見直しポイント
アピール力を高めて集客を成功させるには、現時点で見直すべきポイントを知る必要があります。
次に挙げる4つの見直しポイントを参考にして、チェックしてみてください。
2-1.自分のお店を必要とする人に届いていない
エステ店にはそれぞれ得意分野や、得意な施術があるはずです。
しかし多くの人に来てもらうことに囚われ過ぎてしまい、お店にハマる人ではなく不特定多数にアピールしてしまっている場合、どんなに集客ツールを利用しても、あなたのお店を本当に必要としている人には届かないでしょう。
2-2.情報発信の内容が心に響かない
エステが発信している情報のよくあるパターンとして、店名やメニュー紹介以外に、導入している機械の説明や、施術の説明を並べている広告を頻繁に見かけます。
しかし、お客さんは機械やメニューに興味があってエステ店に行くのではありません。
また、施術に関しても勘違いしているケースをよく見受けられますが、お客さんが本当に気にしているのは施術内容ではありません。
そこを理解しておかないと、お客さんの心に響く宣伝や情報発信をすることは困難です。
2-3.お客さんの期待を裏切ってしまっている
新規のお客さんに来店してもらうことはできても、その後のリピートにつながらないというのなら、お客さんにとって「期待外れだった」可能性が高いと考えられます。
お客さんをがっかりさせてしまったところを改善できないと、良い口コミ評価やリピートの増加が期待できず、集客が難航すると予測できます。
従って、何が原因でお客さんをがっかりさせてしまったのか、早急に洗い出す必要があります。
2-4.再来店のアピールが不十分
お客さんがあなたのエステを気に入ったとしても、日が経つうちに忘れてしまうことは多々あることです。
一度忘れられてしまうとあなたから連絡しない限り、再来店の可能性は限りなくゼロに近いといえます。
つまり、一度来店してもらえたからといって安心することは禁物であり、忘れられない努力をすることが大切です。
関連記事:集客がうまくいかない本当の原因は手法ではなくあなたの考え方である
3.エステの集客力を高めるアピール術
今の集客の見直しポイントや足りない部分を把握できたところで、次に解説するアピール術を使ってそこを補填し、集客効果を高めていきましょう。
3-1.本当に必要としている人に宣伝する
自身が提供しているエステを本当に必要としている人に届けることを実現するためのコツは、次に挙げる2つのリサーチを徹底的に行うことです。
この2つのリサーチ結果が、成功する集客の基礎となります。
3-1-1.自分のお店を必要としているターゲットを知る
自分のエステにハマる人にアピールするためには、誰が本当に自分のエステを必要としているのかリサーチしましょう。
リサーチをする時に気を付けるべきことは、年齢や性別などといった属性でターゲットを限定してしまわないことです。
では、どうやってリサーチすれば良いかというと、あなたのエステが提供している施術には、得意分野やこだわりなどといった強みがあるはずです。
その強みだからこそ解決できる悩みを持っているお客さんこそが、真にあなたのエステを必要としているお客さんだと考えることができます。
3-1-2.情報がターゲットに届く場所を知る
ターゲットを洗い出すことができたら、そのターゲットが情報を検索する時に、主に何を利用しているかをリサーチしましょう。
ターゲットが主に利用している集客ツールに広告を出せば、情報がターゲットに届きやすくなるうえ、限られた集客ツールでも十分な集客効果を発揮することが可能になります。
3-2.魅力的な情報を発信する
エステに行くことを考えている人は、美容に関してそれだけ真剣に悩み、満足のいく解決をしてくれるところを探しています。
従って、先に述べた2つのリサーチと合わせて、ターゲットがどのような問題を抱えており、どのような結果を望んでいるのか徹底的にリサーチすることが大切です。
そうすれば、その人が本当に求めている結果がイメージできる内容を広告にのせて提供できるはずです。
その広告の内容は本当にエステを必要としている人にとって、大きな魅力となります。
3-3.お客さんの期待を上回る
ここまでに述べたリサーチとアピールができていれば、お客さんは感動してそのエステ店のファンになる可能性が高まります。
そしてファンになってもらえれば、長期的に通ってくれるリピーターに育て上げる土台が出来上がります。
ただし、そこまでになってもらうためには、施術の時に期待以上のサービスを提供するだけでは不十分です。
お客さんがエステに求める基準は高いと考えられるので、「お客さんが予約した瞬間から、実際に来店し、退店するまで」のあらゆる場面で最高のサービスを提供することに重点を置きます。
そうすることにより、「他のエステ店とは一味違う」と思わせることが、お客さんの期待を上回る肝となります。
その一環として、最初から最後まで親身になって話を聞き、「このエステ店は私のことを考えてくれている」と思ってもらうのも1つの手です。
3-4.お客さんにアプローチし続ける
お客さんがどんなに感動してくれても、来店後に何もせずに日が経てば、忘れられてしまって再来店の見込みが薄れることは十分あり得ます。
お客さんにリピートしてもらうためには、エステ店側が定期的にアプローチする努力が必要です。
具体的な方法として、LINE@やメルマガ、アプリなどに登録してもらい、新着情報や日々の生活の中で手軽に試せるお役立ち情報などで、定期的にアプローチできるようにしておきましょう。
定期的にアプローチする手法はDMや電話など、リピート案内にお金が掛かるツールではなく、ほぼ無料で情報発信できるオンラインを使うことが基本です。
なぜなら同じリピート案内でも、手元に残る利益が違うからです。
また、エステ店を利用する主な客層や生活習慣などを考慮すると、オンラインを利用した方が合理的だといえます。
4.まとめ
エステの集客は、美容に関する意識が高いお客さんに対して、自分のエステがお客さんの期待以上の結果を提供できることを、どれだけアピールできるかが肝となります。
これはつまり、相手をどれだけ深く知ることができるかが、集客の分かれ目ということです。
今回の記事でご紹介した、エステの集客の見直しポイントとアピール術をフル活用し、エステを本当に必要としているターゲットを徹底的に洗い出して全力でアピールすることで、競合との集客に大きく差をつけましょう。