お店をやっている経営者であれば、誰だって自分のお店を繫盛させたいと思うはずです。
しかし、現実は思うようにはいきません。
- 一生懸命やっているのにお客さんが来ない
- 良い商品やサービスを出しているのに売れない
- できるだけ良い接客をしているのに売れない
そういう状況に陥っている人は多いと思います。
そこで、今回は
『9割の店舗経営者が見落としている繫盛するため超重要な条件』
について、解説しようと思います。
もし、あなたが自分のお店を繫盛させようと思っているのなら、今日の内容を取り入れることで、その近道になると思います。
1.9割の経営者が思う『繫盛の条件』とは?
まずは、
『ほとんどの経営者が思う繫盛する条件』
について触れていきたいと思います。
おそらく、この記事を読んでいるあなた自身もそうだと思いますが、
『繫盛するためには良い商品やサービスを売ること』
だと思っているのではないでしょうか?
それもそのはず、世の中のお客さんたちは「お金を出すなら良いものがほしい」と思っています。
ですので、売り手であるあなたは、できるだけ良い商品を売ったり、サービスの技術を磨くことで、より多くのお客さんから買ってもらおうと考えていると思います。
しかし、結論を言うと、お店を繫盛させる最も重要な条件は、
『良い商品やサービスを売ることではない』
のです。
その証拠に、良いものを売っているお店でも、経営が苦しくて困っているところはたくさんあります。
「ウチはなんで売れないんだろう」
「こんなに良いものを売っているのに」
と思っている人は、実は山ほどいるのです。
では、一体繫盛するための条件とは何なのか?
2.良い商品やサービスは繫盛の決定打にはならない
その答えに入る前に、興味深い話があるので聞いてください。
先日、ある売れっ子のイラストレーターの方と話す機会があったのですが、その方が
『絵が上手いことは大事な事だけど、売れるための決定打にはならない』
『売れるためには、どれだけ自分のイラストが注目を集めるように仕向けるか』
『でも、ほとんどのイラストレーターはどれだけ技術があるかが売れる決定打だと勘違いしている』
という事を言っていたのです。
イラストの世界には技術があって絵が上手い人なんて履いて捨てるほどいるらしく、そこで勝負をしてもまず勝てないそうです。
なので、そうではなく、いかに自分のイラストが注目を集めるように仕向けられるか、そして、その中から自分のイラストのファンになってくれる人を見つけるか、という事が重要だと言っていたのです。
実は、これはお店の経営にも面白いくらい共通しています。
世の中に、良い商品やサービスは溢れかえっています。
それだけ多くのお店が、良い商品やサービスがあれば売れると思っていて、それを追求しているからです。
ですので、「良い商品やサービスを売る」ことだけをしても繫盛の決定打にはなりません。
そうではなく、いかに自分の売っているものを世の中に広め、それを好きになってくれる人を見つけるかという事が重要なのです。
3.繫盛の決定打はお客さんに知ってもらうこと
つまり、簡潔にいうと、繫盛するための決定打は
『自分の商品をどれだけ多くのお客さんに知ってもらえるか』
ということです。
良い商品、良いサービスを作ろうとすることは重要なことです。
しかし、それだけではどうしても不十分で、お店を繫盛させることはできません。
大事なのは、
- 自分が一生懸命作った商品やサービスをいかに広めるか
- そして、ファンになってくれる人をいかに見つけるか
に尽きるのです。
4.まとめ
今回の話は、他の記事でも何度も取り上げてきた内容ですが、あまりにも『良い商品やサービスがあれば売れる』という間違えた価値観が根強いため、あえて1つの記事として書かせていただきました。
もし、あなたがこの記事を読んでみて、この内容を否定したくなるような気持ちになるのだとしたら、それは危険信号です。
何度も言うように、良い商品やサービスがあるだけではお店は繫盛しません。
いかにそれを、世の中へ広めるか、そして、それを求めている人の手に届けるかができて、初めて商売が成り立つのです。
それを忘れることなく、日々邁進していってほしいと思います。