「効率良く」「効果的に」店舗集客ができるたった2つの広告手法の選び方

店舗の集客を促進するためには広告を出すことが効果的ですが、広告の種類が多いために、どれを使えば良いのか迷ってしまうという声をよくお聞きします。

あれもこれもと手を伸ばしてしまうと、集客効果よりも広告費の方が高くなってしまう可能性があるため、できる限り効率的に広告を使って集客をしたいものです。

そのためには、自分のお店に合った広告媒体、手法を選ぶことが重要です。

そこで数多くある広告の中から、効率良く自身の店舗に集客ができる広告手法の選び方をお教えします。

1.実は効果が薄い店舗集客の広告2パターン

さっそく効率良く店舗集客するための広告の選び方をお教えしたいところですが、それよりも先に、多くのお店が当たり前のようにやっている、実は効率の悪い広告集客をみておきましょう。

よくある広告集客の失敗パターンを知っておく方が、後でお教えする成功するための店舗集客のコツや、広告の選び方の理解が深まりやすくなります。

1-1.広告範囲を絞らない

広告での集客をする際に、ターゲット層を絞ることは多くのお店が実践していることですが、店舗に来てもらうための広告範囲を絞らないケースが思いのほか多くあります。

これはどういったことかというと、あなたのお店が名古屋市内にあるとします。

この場合は、関東や関西など、名古屋から遠い地域に住んでいる人に広告を出してもお店まで足を運んでくれる可能性は非常に低いため、名古屋市内に絞って広告を出した方が効率が良いということになります。

つまり、現実的に来店できる範囲に住んでいる人を広告対象とした方が、効率的かつ集客効果の高い宣伝ができるということです。

「県外からわざわざお客さんが来てくれるお店もあるではないか」と思われるかもしれませんが、それは近隣や県内での集客が成功してからのステップとなるので、今回は置いておきましょう。

1-2.年代や性別でターゲットを決めている

先ほど、多くのお店は集客をする際にターゲットを決めていると申し上げました。

その方法として、当たり前のように年代や性別、職業などでターゲットを決めているお店が大半ですが、実はこの方法では集客に失敗する確率が高くなってしまいます。

なぜ年齢や性別などでターゲットを決めると失敗してしまう確率が高くなるのか、具体例を交えて考えてみましょう。

例えば、あなたが整体院を経営しているとしたら、お店に来店してくれそうなターゲットをどのように設定するでしょうか?

多くの方は、「若いよりも比較的高齢の方達が整体院を必要とするだろう」と考えて、そのターゲットに向けて広告媒体を選び、集客を行うでしょう。

しかし、比較的高齢の方全てが整体院を必要としているわけではないので、実際にこのような集客で十分な効果が得られるケースはほとんどありません。

それに、若くてもスポーツをしている方や、猫背など姿勢が歪んでいる方など整体を必要としている方は多く、こういったターゲット層を取りこぼすことにも繋がってしまいます。

ここまでに述べたことは多くのお店が気付いていない店舗集客の盲点であり、このことを知っているのと知らないのとでは、後述する広告の選び方を実践する時に大きな差が生じます。

2.効率良く店舗集客ができる広告を選ぶ2つのコツ

この章では、効率良く店舗集客をするための広告選びのコツを2つ、お教えします。

これらのコツをしっかり理解して実践することが効果的な広告を選ぶ肝なるので、じっくり取り組むことを推奨します。

2-1.店舗に集客できる範囲を絞り込む

店舗集客を目的とした広告を出すには、その広告が効果を発揮する地域の範囲を知っておくことが大切です。

そこでまずは、現実的にお客さんが店舗に通うことができる範囲を絞り込みましょう。

そのための具体的な方法を、次に2つご紹介します。

2-1-1.お客さんに教えてもらう

お客さんが店舗に通うことができる範囲をできる限り正確に絞りこむためには、実際にお客さんにどこから来ているのか聞いてみるのが良いでしょう。

現在店舗に来ているお客さんに、どこに住んでいるのかといったことや、どこに勤めているのかといったことを、雑談を交えて話しやすい雰囲気を作ると話してもらいやすくなると考えられます。

このようにして様々な人に話を聞くことができれば、自分の店舗にはどこまでのエリアの人が来てくれるのか把握することが可能になります。

また、お客さん同士の会話にアンテナを張るのも良いでしょう。

2-1-2.最寄り駅を使う層を把握する

お客さんに教えてもらう以外にも、最寄り駅がその地域で主要な駅ならば、その駅を使う人達は遠方のどこまでに住んでいるのかを知っておくことも大切です。

駅員さんに聞いてみるのも良いですし、通える範囲の通勤時間を参考にして、どの駅周辺までに住んでいる人達ならお店に来ることができるのか、割り出してみるのも良いでしょう。

このようにして最寄り駅を使う層を把握すれば、実際にお店に足を運んでもらう範囲の目安になります。

2-2.お店を必要としているターゲットを絞り込む

お店を利用するターゲットが10代の学生層なのか、40代の主婦層なのかなどによってお店を探す時の主な広告媒体が異なるため、効率的に店舗集客を行うためにはターゲットに合わせて広告媒体を選ぶことが不可欠です。

そこで、店舗に集客できる範囲を絞り込込むことができたら、次は自分のお店を必要としているターゲットを絞り込みましょう。

ターゲットは先ほど述べたように、年代や性別、職業などで絞り込んではいけません。

ではどうすれば良いのかというと、自分のお店を必要としている人は「どのようなことに興味を持っているのか」を基準にします。

例えば整体院を必要と知る人は、何らかの理由で「健康」に興味があると仮説を立てることができます。

その仮説をもとに考えると、ターゲット層は情報に関する総合サイトを見るかもしれないし、自分が持っている症状や興味があることをキーワードにして、直接検索をかけるかもしれません。

このような推測をして広告媒体を選べば、性別や年齢などといった人物像で広告媒体を選ぶよりも、整体院を必要としている人に広告が届く可能性が高くなります。

以上のことからターゲットを絞り込む時は、「自分のお店を必要としている人は、何に興味を持っているのか」をじっくり調査し、考えることからスタートしましょう。

2-3.最も使われる見込みのある広告に絞る

効率良く店舗集客ができる広告を選ぶ2つのコツをまとめると、自分のお店に足を運んでもらえる範囲で効果を発揮する広告に絞ることです。

その中から自分の店舗で扱っている商品や、サービスを必要としている人達が使いそうな広告を選べば良いということになります。

3.効率良く店舗集客ができる広告の具体的な選び方

それではいよいよ、先に述べた広告を選ぶ時の2つのコツをもとにして、効率良く店舗集客ができる広告を選んでいきましょう。

具体的な例を次にご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

3-1.商圏内でアピールできる広告に絞る

まずはいくつもある広告の中から、自分のお店に足を運んでもらえる範囲内で効果的にアピールできる広告を絞りましょう。

候補としては、地域の人達が手に取る確率が高いフリーペーパーへの広告掲載や、チラシが挙げられます。

また、ネットでの広告はSNSやホームページを利用する他に、地域で絞って検索することができるポータルサイトもあります。

さらに、最近はGoogleマップで現在地が居住地から近い店舗を探すことが多いので、Googleマイビジネスを使うのも有効です。

3-2.ターゲットに合わせて広告を選ぶ

効果があると考えられる広告を絞り込んだら、その中から実際に使用する広告を選びましょう。

例えば、整体院の場合はポータルサイトといっても様々なサイトがあります。

からだリフレのような整体院に特化したポータルサイトを使用する他に、健康や美容に対する意識が高い女性に向けて、ホットペッパービューティーなどを使用することも考えられます。

また、自分のお店を必要とする層に比較的年齢が高い層が含まれているなら、ネットだけでなく紙媒体を利用することが検討する必要があります。

これに加えて、広告のデザインは字やクリックボタンを大きくするなどして使いやすくする配慮も必要でしょう。

このようにターゲットに合わせて広告を選べば、どの広告が適切か判断しやすくなるとともに、広告を見るお客さんに必要な配慮は何なのかも把握しやすくなります。

4.まとめ

一言で広告といっても、地域での集客に強いものや、オンラインショップなど場所を問わない店舗に便利なものもあります。

また、お店を必要とするターゲット層によっても、効率良く効果を発揮する広告が異なります。

このように、広告は得意分野や効果を発揮しやすい場面が様々であるため、店舗集客をする時に広告を選ぶための基準や指針がなければ、どの広告を使えば良いのか迷ってしまうのは当然のことです。

従って、今回お伝えした広告の選び方をぜひ参考にしていただき、効果的に店舗集客ができる広告を選ぶことに役立ててください。

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