自宅サロンでもOK!コロナ売上ダウンでもらえる持続化給付金とは?

新型コロナウイルスの影響により、多くのサロン業はお客さんが激減しています。

その中でも「自分の自宅にお客さんを招き入れる」という形の自宅サロンは、他のサロンよりも強い感染防止策を取らざるを得ない状況の中、壊滅的な打撃を追っていると思います。

そこで、今回は自宅サロンオーナーの方でも簡単に申し込めて、最大100万円(法人の場合は200万円)まで給付される『持続化給付金』について解説をしていきます。

1.自宅サロンでも簡単に受け取れる持続化給付金とは?

まずは、今回の記事でご紹介する持続化給付金について簡単に説明をしていきます。

1-1.自宅サロンでも受け取れる持続化給付金の概要

続化給付金とは新型コロナウイルスの影響により売上がダウンした事業者向けの返済不要の給付金のことです。

申し込み期間は2020年5月1日から2021年1月15日までとなります。

1-2.持続化給付金の給付対象者

給付対象者は、

  • 年商10億円未満の中堅企業、中小企業、小規模事業者、フリーランスを含む個人事業主
  • 2019年以前から事業による事業収入(売上)があり、今後も事業を継続する意思のある人
  • 新型コロナの影響により2020年の1~12月の間の任意のひと月の売上が、前年同月比で50%以上ダウンしている人

が対象となります。

1-3.持続化給付金の給付額

また、給付額に関しては、

法人 最大200万円まで給付
個人事業主 最大100万円まで給付

となります。

1-4.2019年に開業、もしくは会社設立した場合は?

もし、2019年に開業、もしくは会社設立をした場合は対象にならないのか?と不安な方もいると思います。

が、結論から言うと、2019年に開業、会社設立をした人は特例があるそうです。

その場合は、2020年のどこか任意のひと月の売上が2019年の月平均の売上と比較して50%以上ダウンしていることが条件になります。

例えば、2019年の9月に開業して、9~12月の月平均の売上が50万円だった場合、2020年のどこかの月の売上が25万円以下だと給付の対象者となります。

1-5.売上に季節性がある場合もOK

また、季節によって波があり、売上が変動する個人や法人に対する特例もあります。

2020年のどこか任意のひと月を含む3ヵ月間の売上合計が、前年の同期間の売上と比較して50%以上ダウンしていれば対象になります。

1-6.持続化給付金のまとめ

つまり、まとめると持続化給付金は、

  • 法人は最大200万円、個人事業主は最大100万円まで受け取れる返済不要の給付金
  • 年商10億円未満であれば法人、個人事業主は問わない
  • 2019年以前から事業による事業収入(売上)を得ていて、今後も事業を継続する意思があることが条件
  • 2020年の1~12月のどこかひと月の売上が前年同月の売上よりも50%以上下がっていれば対象になる
  • 2019年に開業・設立した場合や、売上に季節性のある個人・法人に関しては特例がある

ということです。

以上の条件さえ満たしていれば、どんなに小さな規模の自宅サロンでも、どんなに副業に近い状態だとしても申請をすることは可能になります。

2.自宅サロンがやるべき持続化給付金の申請の準備

では、ここからは持続化給付金にスムーズに申請をするために準備をしておくべきことをお伝えします。

2-1.前年同月比との売上確認

最初に行うべきことは、

『前年の同じ月と比べて売上が50%以上ダウンしている月はあるか』

ということです。

まず、2019年の1~12月のそれぞれの売上を出してみてましょう。

そして、次に2020年のそれぞれの月の売上も出してみます。

同月同士で売上を比較してみて、2020年の売上が50%以上ダウンしている月があれば、申請をすることが可能となります。

(※現在2020年の5月ですので、現時点で50%以上ダウンの月がなかったとしても焦らないでください。2020年の12月の売上までが対象となります)

尚、後ほど説明しますが、50%以上ダウンしている月が複数あった場合、最も大きく下がっている月を選ぶことをお勧めします。

※2019年に開業した方や、売上に季節性がある方で上記に当てはまらない方は特例の内容に沿って売上の計算をしてみてください。

2-2.実際に受け取れる給付額の確認

次に、実際に給付される金額の確認をしてみましょう。

あなたの自宅サロンがいくら給付されるかを確認するには、以下の計算式を使います。

2019年(度)の総売上-(あなたが選んだ月の売上×12)=実際の給付額

(※法人は2019年度、個人事業主は2019年の総売上となります)

分かりやすく例を出してみると、個人事業主のAさんという人がやっている自宅サロンがあったとして、そのサロンは

  • 2019年の総売上が200万円
  • 最も低かった前年比50%以上ダウンの月の売上は4万円

だとします。

その場合、

200万円-(4万円×12)=152万円

となります。

この場合は、個人事業主の給付金の上限が100万円なので、100万円の給付となります。

また、もう1つ、今度はBさんが個人でやっている自宅サロンを例にするとして

  • 2019年の総売上は80万円
  • 最も低かった前年比50%以上ダウンの月の売上は3万円

だとします。

この場合は、

80万円-(3万円×12)=44万円

となります。

つまり、Bさんの場合は44万円が給付されることになります。

2-3.申請に必要な書類

次に、必要書類をご紹介します。

持続化給付金の申請に必要な書類は以下となります。

  1. 2019年(度)の確定申告書
  2. 対象月の売上台帳
  3. 通帳のコピー
  4. 本人確認書類(個人事業主のみ)

これらを予め用意しておくと、申請がスムーズに行えます。

3.自宅サロンが持続化給付金に申請する方法

では、ここからは実際に申請する手順をご紹介していきます。

3-1.具体的な申請先

下記の中小企業庁の持続化給付金の申請ページへアクセスしてください。

⇒持続化給付金ホームページ

3-2.仮登録をする

ページを開いたら、オレンジ色の大きな「申請する」ボタンを押します。

オレンジ色の「申請する」ボタンをタップ

 

その後、下記の画面が表示されるので、必要事項を入力して仮登録を済ませます。

 

3-3.メールを確認して本登録をする

仮登録の際に入力したメールアドレス宛に、メールが送られてきます。

そちらの案内に沿って、本登録をしてください。

※しばらく経ってもメールが届かない場合は

  • メールアドレスの入力間違い
  • 指定受信等の設定をしていてメールが届かない

可能性があります。

これらを対処したうえで、もう一度仮登録をしてください。

3-4.マイページから申請をする

本登録が完了したら、マイページに入って申請をしてください。

具体的な手順としては、

  • 基本情報の入力(ご自身のビジネスの基本情報と連絡先)
  • 売上額の入力
  • 口座情報の入力(通帳の写しをアップロード)

をして、その後予め用意をしている必要書類を添付したら申請完了となります。

(※必要書類に関しては、はっきりと分かるように映っていれば、スマホの写真画像でもOKとのことです)

経済産業省のホームページによると、審査に問題がなければ申請から大体2週間程度で給付金が入金されるそうです。

3-5.分からない場合は直接窓口に

もし、申請に関して分からないことや不安なことがある場合は、1人で悩むのではなく、直接コールセンターへ電話をして相談することをお勧めします。

どんなことでも担当者の方が丁寧に教えてくれるはずです。

持続化給付金事業コールセンター
[IP電話専用回線]
0120-115-570
[03-6831-0613]
営業時間 8:30~19:00

4.まとめ

いかがでしたか?このように、きちんとした手順を踏んでいけば一見難しそうな申請も簡単にできてしまいます。

ですので、今回のコロナの影響で売上が落ち込んでしまっている自宅サロンオーナーさまはいち早く持続化給付金の申請をすることをお勧めします。

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