売上アップした成功事例に共通する、お店を繁盛させる2つのポイント

「今のままじゃ売上が足りない」、「もう少し売上アップしたい」と思いながらも、なかなか上手くいかないお店は決して少なくありません。しかし、同じような悩みを抱えながらも売上アップに成功したお店も実はたくさん存在します。

そこで今回は、見事売上アップを果たした参考になる事例をいくつかご紹介し、お店を繁盛させるポイントについて解説していきます。

1.【売上アップ成功事例①】ある程度の集客はあるけど利益がほとんど残らない美容室

最初にご紹介する売上アップの成功事例は、ポータルサイトによってある程度集客はあるけど、利益がほとんど残らないという美容室です。

1-1.【改善前】集客はあるけど1ヵ月間の利益がわずか17万円

新規の集客はクーポンサイトによってある程度は見込めていたが、割引クーポンを利用するという前提があるため、ほとんど利益は出ずに1ヵ月あたりの利益はわずか17万円という状態でした。

しかも、客層もクーポン狙いの初回荒らしと呼ばれる人たちがほとんどだったため、リピートに繋がることもなく新規を呼べば呼ぶほど労力だけが増していくという状況でした。

この状況からなんとか抜け出すために、この美容室は来てくれたお客さんがさらにお金を使ってくれるために何ができるかを考え、これが転機となりました。

1-2.【対策】来てくれたお客さんの悩みを聞き出し、それを解決する商品を勧めた

クーポンによってほとんど利益が出ない状態でしたが、それでもお客さんが自分のお店を選んでくれた事には変わりない。

そう考え、1人1人のお客さんに対して「今、何か髪のことでお困りごとはないですか?」とヒアリングをしていき、その悩みに合わせたスタイリング剤やヘアケア商品を施術中に使い、効果を実感してもらうようにしました。

そして、お帰りの際にその商品を勧めるということを始めたのです。

1-3.【改善後】1人当たりの平均客単価が約30%アップ

すると、商品を勧めたお客さんたちの反響はとても良く、多くの人が勧められたスタイリング剤やヘアケア商品を購入していきました。

お客さんからしてみれば、自分の悩みを解決できる商品があることを実感したので、それを買わない理由がないのでしょう。

結果的に、この取り組みによって、1人当たりの客単価は30%ほど伸び、売上アップの施策は成功したのです。

2.【売上アップ成功事例②】ずっと閑古鳥が鳴いていた訪問マッサージ店

次にご紹介する売上アップの成功事例は、何をやってもお客さんが来なかった訪問マッサージ店です。

2-1.【改善前】どんな宣伝をしてもまったく予約が入らない状態

この事例でご紹介する訪問マッサージ店は、腕には自信がある人だったため、宣伝さえしっかりすればお客さんは入るという考えの人でした。

ですので、チラシやフリーペーパーはもちろん、SNSやWEB広告も使って集客をしていました。

しかし、まったくと言っていいほど予約は入らず、苦戦している状態でした。

2-2.【対策】無料でマッサージをするというオファーを出した

そこで、マッサージの腕の良さをお客さんに実感してもらうため、「お疲れの個所を5分間無料でマッサージします」というオファーを出すことにして、5分以上を希望する人に対しては有料のサービスとして受けるという形に切り替えました。

2-3.【改善後】予想以上の予約が殺到して月商100万円を突破した

このオファーを出してからは、思った以上に予約が殺到して、一時はお客さんを断らなければいけないほどの状態になりました。

そして、ほとんどのお客さんが無料の5分間だけではなく、有料サービスを受けていったのです。

結果的に、この施策によって、このお店は月商が100万円を突破することに成功しました。

3.売上アップの成功事例から学べるお店を繁盛させる2つのポイント

今回ご紹介した2つのお店から学べるお店を繁盛させるポイントは、大きく分けて2つあります。

3-1.お客さんのニーズをしっかりと押さえる

1つ目の成功事例の美容室はお客さんに対して、「今、何か髪のことでお困りごとはないですか?」と聞いていました。

そして、2つ目の成功事例の訪問マッサージ店も「お疲れの個所をマッサージします」というオファーを出していました。

2つのお店に共通することは、『お客さんのニーズをしっかりと押さえようとしている』ということです。

多くのお店は「自分が良いと思ったもの」を売ることに集中してしまいがちですが、そうではなく、「お客さんが望むもの」を提供することこそが、繁盛するための第一歩になります。

3-2.まずは無料で体験してもらう

また、お客さんのニーズを押さえるだけではなく、お客さんが安心して買うことができるように『まずは無料で体験してもらう』ということも重要です。

事例で出てきた美容室は、お客さんに買ってもらいたい商品を施術中に使うことでお客さんに効果の実感を体験してもらう形を作っています。

訪問マッサージ店も5分間無料でマッサージをすることでサービスの良さを実感してもらう形を作ることができています。

このように、まずはお客さんに商品やサービスの良さを体験してもらうというステップを挟むことで、その商品やサービスの購買率は上がっていくのです。

4.まとめ

今回の記事でお伝えした2つのお店の売上アップの成功事例は、いずれも「お客さんのニーズを押さえたこと」、「まずは無料で体験してもらうこと」がポイントになっています。

この事を、ぜひ自分自身のお店にも活かしてみていただければと思います。

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