お店の開業、または移転を考えるうえで、とても重要になってくるのは『お店の立地』です。
今は、色々なマーケティングが発達して、立地の悪さは多少カバーできるようになってきましたが、それでも立地条件というものは、お店の経営に大きな影響を与えています。
間違えた基準でお店の場所選びをしてしまって、その後ずっと苦しい経営を強いられる人も少なくありません。
そこで、今回は、
『集客に強いお店の立地条件』
について解説したいと思います。
もし、あなたが今後、お店の開業や移転を考えているのでしたら、今回の内容を取り入れることで、集客が飛躍的に楽になるかもしれません。
Contents
1.集客に苦戦してしまう場所選びの仕方
では、これから本題に入っていきますが、集客に強いお店の立地条件をお伝えする前に、多くの人がやってしまいがちな
『集客に苦戦してしまう場所選びの仕方』
について解説していきます。
1-1.家賃が安いからは危険
まず、多くの人が陥ってしまいがちな間違いは、
『家賃の安さで物件を決めてしまう』
ところです。
誰しも思うことですが、お店の家賃は毎月のように発生するので、できるだけ抑えたいはずです。
ですので、物件選びの時も、多くの人が「家賃の安さ」という条件を重要視しています。
しかし、結論から言うと、家賃の安さを重要視して物件を決めてしまう人は、後に集客に大苦戦をしている人が比較的多いのです。
1-2.家賃が安い=人がいない場所だから
なぜなら、店舗用の物件において、家賃が安いということは、
『その場所には人が集まらない』
ということだからです。
当然ですが、ビジネスは『人がいるところでやる』からお客さんが来るわけであって、『人がいないところでやっても集客はできない』のです。
しかし、なぜかこの当然のことが、開業や移転の際には見落とされてしまうのです。
どうしても経費をかけたくないといって、家賃の安いところを選んだ結果、
「お客さんが来ない…」
と、さらに金銭的に困ってしまうのです。
2.集客に強いお店の立地条件とは?
では、ここまでを踏まえたうえで、
『集客に強いお店選びのポイント』
について解説していきます。
2-1.お店の場所選びは集客を前提に考える
繰り返しになりますが、家賃の安い物件というのは、人が集まらない場所にあることが多く、一言でいうと『立地条件が悪い』のです。
そして、ビジネスは人が集まる場所でやるから上手くいくのです。
つまり、
『お店を出す場所は、人が集まりやすい場所』
にすることがいいのです。
言い換えると、お客さん側の立場になった時に
- 行きやすく、
- 分かりやすく、
- 集まりやすい、
そんな場所を選ぶ必要があるのです。
もちろん、多少の家賃はかかるかもしれませんが、そういった場所であれば、わざわざ人を集めなくても集まっているし、看板や置きチラシだけでもそれなりの集客は見込めます。
結果的に、家賃が安い場所よりも、金銭的に楽になりやすいのです。
2-2.目印になる場所の近くもオススメ
また、誰もが知っている場所の近くにお店を構えるのも1つの手です。
例えば、
- 駅の近く
- 市役所の隣
- スーパーの手前
- 地元の名物となるランドマークの近く
など、誰もが知っているような目立つ場所の近くにお店を構えるのも手です。
ポイントは、『お客さんがその場所をすぐに想像できるか』ということです。
そうすることで、お店の場所も認識されやすく、集客につながりやすくなります。
3.まとめ
冒頭でもお伝えしましたが、お店を経営するうえで『立地条件』は、かなり大きな影響を与えます。
今はオンラインマーケティングやWEB集客を取り入れやすく、「たかが立地」という人もいますが、「されど立地」です。
お店の場所1つで、収益がまるで違うということはザラにあります。
ですので、今日の内容を参考に、ぜひお店選びを失敗しないようにしてください。