経営者であれば誰しも自分のビジネスを「成功させたい」、「もっと大きくしたい」と思うものです。
しかし、実際には、自分が満足できるくるい成功を収めている経営者はほんの一握り…ほとんどの経営者は業績が良くない状態に頭を抱えています。
では、上手くいく経営者と上手くいかない経営者は何が違うのか？
実は、成功している経営者には、共通する『あり方』があるのです。
そこで、今回は、経営者のあるべき姿として、
『売れるビジネスを作るために経営者はどんなマインドを持つべきか』
について解説していきます。
この記事を読んで、自分に足りなかったものに気づくことで、あなたはこれから先、自分のビジネスを成長させるために役立つはずです。
Contents
1.売れるビジネスを作れる経営者が持つ３つのマインド
では、さっそく売れる経営者がどのようなあり方なのか？そのためにどんなマインドを持っているのか？について解説していきます。
1-1.マーケティング思考
まず、成功している経営者が持つ代表的なあり方の１つが、
『マーケティング思考』
を持つことです。
多くの経営者はビジネスが上手くいくかどうかを、
『いかに良い商品やサービスがあるか』
と捉えています。
なので、いかに良い商品やサービスを生み出し、それを提供できるかどうかが、成功の鍵だと思っています。
しかし、上手くいっている経営者たちはそのようには考えていません。
良い商品やサービスを提供することはもちろんですが、それだけでなく、
- いかにその商品をお客さんに知ってもらえるか
- いかにその商品の良さをお客さんに伝えるか
- いかにその商品をお客さんに買ってもらうか
という思考で考えています。
つまり、マーケティング思考を持っているということです。
この考え方を持つことで、ただ良い商品やサービスを生み出すだけでなく、確実にその商品をお客さんへ届けることができるようになるのです。
1-2.監督であろうとする
売れるビジネスを作れる経営者が持っているもう１つのマインドは、
『自分は監督であろうとする』
ことです。
多くの経営者にとっては、自分自身が１番、自分の商売へのモチベーションが高いものです。
ですので、どうしても自分がナンバーワンプレイヤーとして表に立ってしまいがちです。
しかし、売れている経営者は違います。
自分はプレイヤーではなく、あくまで経営者としての立ち位置に立とうとします。
社員たちに活躍の場を用意して、社員たちの特性を見極め、自分は彼らの監督としてやるべき仕事を率先して行っているのです。
そうすることで、社員たちはどんどん育ち、経営者のワンマンでは到底なし得ないことまでできるようになるのです。
1-3.すべての責任を自分が持つ
また、売れている経営者は
『自分のビジネスで起こることはすべて自分の責任』
と捉えています。
たとえ、自分が起こしたミスではなくても、誰もが予期せぬようなことが起きてしまっても、
「すべて自分の責任で起こった」
と捉えています。
そうすることで、たとえ自分のビジネスにとって不利益なことが起きたとしても、それを受け止めることができます。
そして、次に同じことが起きても大丈夫なように対策を立てることができます。
また、すべては自分の責任と捉えることで、たくさんの決断に迫られる経営者としての仕事も躊躇なく行うことができるようになります。
つまり、
『自分のビジネスで起こることはすべて自分の責任』
というマインドを持つことで、ビジネスの成長を強化することができるのです。
2.売れない経営者との比較
ここまでお伝えした３つのマインドを踏まえて、多くのビジネスを成長させることができない経営者との違いを見ていきましょう。
2-1.売れない経営者は商品思考
売れる経営者はマーケティング思考を持ち、
- いかにその商品をお客さんに知ってもらえるか
- いかにその商品の良さをお客さんに伝えるか
- いかにその商品をお客さんに買ってもらうか
を常に考えていることに対して、売れない経営者は『商品思考』を貫きます。
良い商品やサービスが見つかれば、それでそのビジネスは売れると思い込んでいるのです。
しかし、残念ながら、それではその商品やサービスは売れることはありません。
その状態では、お客さんはその商品の存在を知ることもできなければ、その良さも知ることができません。
商品やサービスが売れるのは、お客さんがその商品を知り、良さに気づくことができるからであって、商品やサービス単体では売上は立たないのです。
2-2.自分中心にチームを作ろうとする
また、売れない経営者は、
『自分を中心としたチームを作ろうとする』
のも特徴の１つです。
自分のビジネスにおいて最もやる気があり、モチベーションが高いのは当然自分自身です。
ですので、多くの人は自分を中心としたチームを社内で作ろうとします。
しかし、それは社員たちからしてみれば面白いことではありません。
常にナンバーワンの位置に経営者であるあなたがいて、社員たちはあなたの引き立て役でしかないので、活躍の場はありません。
当然モチベーションも上がらないでしょう。
つまり、経営者自身を中心にしたチーム構成では、ビジネスは成長しないのです。
2-3.責任を負い切れていない
経営者は全責任を負う役割と言われていますが、売れていない経営者は
『全責任を負い切れていない』
という特徴があります。
全責任を負うと言いながら、実際は自分にとってなんとかできる範囲の責任しか負おうとはしませんし、それ以上の事態が起こった途端に考えることを放棄して、思考停止状態になります。
例えば、記憶に新しい新型コロナですが、多く経営者はこの事態に対して、
「こんな事態では自分ではどうする事もできない」
と、考えることを放棄してしまいました。
本来ならこういう時こそ、経営者としての資質が発揮されるのに『全責任を負う』というマインドを持っていないがゆえに、何もできなくなってしまうのです。
3.まとめ
３つのマインドと多くの経営者の現状を比較していかがでしたか？
今回挙げたように、売れている経営者とそうでない経営者は、あり方において多くの違いがあります。
これらの違いを受け入れて、売れている経営者が持つマインドをあなたの中にも組み込むことで、結果的にあなたのビジネスは成長していくはずです。
ぜひ、今回の内容を参考にしてみてください。
