コロナ後の集客|店舗専門コンサルが語る押さえるべき4つのポイント

緊急事態宣言が解かれ、人の動きも戻りつつある中、多くのお店も営業に本腰を入れるようになってきました。

しかし、その反面、今までとは変わった世の中に不安を抱えるお店の経営者もたくさんいらっしゃるはずです。

「今まで通り営業しているだけでやっていけるんだろうか?」

「今までのやり方じゃ通用しない気がする」

「かと言って、どうしたらいいのか分からない」

と悩んでいる毎日を過ごされていると思います。

そこで、今回は小さなお店専門の集客コンサルである私の視点から、コロナ後に集客をするうえで、押さえるべきポイントを4つご紹介します。

これらを押さえることで、あなたのお店が生き残っていける確率はグンと上がるはずです。

1.コロナ前とコロナ後で何が変わったのか?

4つのポイントをお伝えする前に、まずはコロナ前とコロナ後でどんな変化があったのかについて説明していきます。これを理解することで、後でお伝えする4つのポイントの理解度が深まるはずです。

1-1.密を避ける習慣ができた

今回の新型コロナウイルスの蔓延によって、私たちは3密を避ける行為を約2ヵ月間に渡って継続してきました。

これによって、密を避けることが習慣化されてきています。

具体的には、人との距離を自然と取るようになったり、人が集まるところへ行く頻度が減ったりするなど、日常レベルにおいて自然に溶け込んできています。

1-2.無駄なものを買わなくなった

まだコロナは完全収束したわけではなく、経済にもダメージがある状態の中、多くの人は将来的にぼんやりとした不安を抱えるようになりました。

それにより、「あったらいいな」と思うものは買わなくなり、「必要だと思うもの」を買うようになりました。

1-3.何でもオンラインで済ませる

長い自粛生活を過ごしてきた中で、多くの人はオンラインと関わる頻度が今まで以上に増えてきました。

  • オンラインで会議をする
  • オンラインで仕事のやり取りをする
  • オンラインで飲み会をする
  • オンラインで日用品を注文する

など、今まではオフラインが主体だったものまでオンライン化が進みました。

2.コロナ後の集客成功のために押さえるべき4つのポイント

2-1.自分の商品が必要なターゲットを選ぶ

多くの人は「あったらいいな」というものは買わずに、「必要」なものしか買ってくれなくなります。

ですので、これからは『必要性』ということを意識していく必要があります。

そのために、まず押さえておくべきことは

『自分のお店、商品は誰にとって必要なのかを明確にする』

ことです。

これまでは、自分たちの商品やサービスを不特定多数の人にアピールしていても、そこそこの集客は見込めましたが、これからはそれが通用しなくなる可能性が高いです。

なので、自分のお店や商品・サービスは「誰にとって必要性が高いのか?」を見極め、その人たちをターゲットにしていく必要があります。

1つ例を挙げるとすると、例えばエステサロンの場合は、「キレイでいる事が必要最低限の条件である職業」の人をターゲットにする、といった感じです。

2-2.ターゲットが必要性を感じるコンセプトを作る

自分の商品やサービスに必要性が高いターゲットを絞っても、ターゲット側の人たちがそれを認識していなければ意味がありません。

ですので、あなたが売るものには、ターゲット自身が「これは自分のための商品だ」と自分から必要性を感じるコンセプトを付けてあげる必要があります。

例えば、飲食店がコロナに感染したくないと思っているサラリーマン層の人をターゲットにする場合は、「免疫力アップのランチ定食」というコンセプトを付けてあげることで、それを見たターゲットに該当する人は必要性を感じるようになります。

このように、自分がターゲットにしている人たちが「これは自分に必要だ」と感じるコンセプトを打ち出す必要があります。

2-3.物販やオンライン商品も用意する

今はソーシャルディスタンスを守るためのマナーとして、お店側も収容人数を減らしたり、予約の制限をしたりしなければいけないので、普通にお店を開けていても、その分だけ売上は落ちてしまいます。

ですので、物販やオンライン商品などを用意して、お店にくる人だけでなく、お店に来ない人からの収入源も確保しておく必要があります。

この時代にお店だけしか収入源がない状態だと確実に売上は下がってしまいます。

2-4.オンライン集客を主体にする

今まで以上にオンラインの利用頻度や利用の幅が広がっているので、これからは集客の手段もオンライン主体にする必要があります。

具体的には、

  • SNS
  • ブログ
  • SEO
  • WEB広告
  • アフィリエイト

など、様々なWEB媒体を駆使して、オンラインからの入り口を作っていく必要があります。

2-5.どれか1つではなく4つすべて押さえる

ここまでお伝えしてきた

  1. 自分の商品が必要なターゲットを選ぶ
  2. ターゲットが必要性を感じるコンセプトを作る
  3. 物販やオンライン商品も用意する
  4. オンライン集客を主体にする

以上の4つのポイントをすべて押さえていってください。

よくあるケースが、これらのポイントの中の気軽にできそうなものだけを選んで取り入れるということがありますが、それでは意味がありません。

  • 密を避ける
  • 必要なものしか買わない
  • 何でもオンラインで済ませる

これらの習慣を持ち始めている人たちを相手にビジネスをするのであれば、どれか1つではなく4つすべてを取り入れる必要があります。

ですので、1つずつゆっくりでもいいので自分のお店に取り入れていってください。

3.まとめ

コロナ前とコロナ後では、色々な基準や価値観が変わってしまい、戸惑う人も多いかもしれません。

しかし、その変化に合わせて、自分たちのビジネスも変わっていくことができれば、これから先も生き残っていくことはできます。

むしろ、多くのお店はこういう局面でも何もせずに、ただ耐えているだけなので、きちんと変化に対応できれば大きなチャンスを掴むことができるとも言えます。

今日の内容を参考にして、ぜひあなたのお店もこの変化に合わせていってください。

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