コロナ対策で過去最高益!飲食店がデリバリーで成功した超簡単な戦略

コロナ対策として、現在たくさんの飲食店がデリバリーやテイクアウトを取り入れています。

しかし、それらの対策で実際に減ってしまった売上をカバーできるかというと、そうではありません。

どちらかというと、多くのお店が苦戦していて、「デリバリーや飲食店の売上は雀の涙ほどしかない」というお店も少なくありません。

そこで今回、私がアドバイスをした飲食店で、デリバリーを取り入れて過去最高益を出した事例をご紹介します。

多くの飲食店が苦戦している中、どのようにして過去最高の売上を出したのかをご覧ください。

1.コロナ対策で過去最高益を出した飲食店の紹介

今回の事例をご紹介する前に、まずは私がアドバイスをした飲食店の店舗情報をお伝えします。

1-1.飲食店の店舗情報

①所在地

今回の飲食店は、埼玉県の越谷市にある15坪ほどのイタリアンバルです。

それなりに人が集まるエリアに位置しています。

②店主の人柄

店主の方は、気さくな方でとても人と接することが上手な方です。

特別料理が美味しいというわけではありませんが、彼の人柄に惹かれてお店に通っている常連さんが多いのが特徴です。

③アドバイス前のお店の状態

元々は1日当たりの平均売上は3~4万円ほどでしたが、コロナによる影響で、お店の売上は激減し、日の売上は良い時でわずか6,000円ほどにまで落ち込んでしまいました。

非常に厳しい状況に、いつもは明るい店主様も、この時ばかりは非常に落ち込んでいらっしゃいました

④アドバイス後のお店の状態

あるやり方でデリバリーを取り入れたことで、注文が殺到するようになり、1日の平均売上は7万円前後になりました。

その勢いは今でも衰えることなく、安定化していきています。

1-2.同じ状況のお店はとても多い

このお店と同じように、コロナの影響で売上が激減してしまった飲食店はとても多いと思います。

ですが、同じ状況に陥っているということは、これからご紹介する事例を参考にしていただくことで、売上の回復、もしくは今まで以上の売上アップを見込める可能性があるということです。

2.コロナ対策で過去最高益を出した飲食店の事例

ここからは、実際にこのお店がどのようにして過去最高益を出したのかを、インタビュー形式でお伝えしていきます。

あなたのお店の状況に当てはめてみて、ご参考にしてください。

2-1.ライバル店のデリバリーを手伝ってあげる

正岡「では、よろしくお願いいたします。」

店主様「よろしくお願いいたします。」

正岡「今回のコロナの影響で大きく売上が落ちてしまったとの事ですが、今何か対策はしていますか?」

店主様「一応ですが、デリバリーとテイクアウトを取り入れています。ですが、そこからの売上はほとんどなく…。非常に厳しいです。」

正岡「なるほど。それは他のお店も似たような状況だと思いますか?」

店主様「はい、似たような状況です。一部の有名店以外はどこも厳しいと言っていました。やはり、テイクアウトやデリバリーでは売上の回復は難しいんでしょうか…?」

正岡「いえ、そんな事はありません。現在の状況に合わせて正しい戦略を立てれば、売上アップは十分見込めます。

ところで、1つお聞きしたいのですが、デリバリーとテイクアウトはどちらのほうが売上が高いですか?」

店主様「デリバリーのほうですね。やはり家に直接届けてもらえるので需要が高いんだと思います。他のデリバリーをやっているお店もそう言っていました。」

正岡「なるほど。では、まず1つ目のステップですが近隣のお店でテイクアウトしかやっていないところに、『お届けの代行をしますよ』というオファーを出してください。」

店主様「お届けの代行ですか?同業のお手伝いをして手数料などをもらうということでしょうか?」

正岡「それもありますが、同業のデリバリーのお届けを代行する事で、店主様のお店のデリバリーの売上も上げられるんです。順を追ってお伝えしていくので、まずはお届けの代行を希望するお店をできるだけ多く募ってください。」

店主様「わかりました。やってみます!」

2-2.お届けの際に自店のデリバリーチラシを渡す

店主様「デリバリーのお届け代行の件ですが、けっこう幅広く当たってみたところ12件ほど希望する人がいました。」

正岡「いいですね。では次のステップですが、そのお店の料理をお届けする際に、自分のお店もデリバリー用のチラシを用意して、それを料理のお届けの際にお客さんへ渡してください。そうする事で店主様のお店のデリバリーの宣伝ができます。」

店主様「なるほど!同業のお届け代行の募集をしたのはこのためだったんですね!」

正岡「その通りです。このやり方だと、お届け代行の手数料をもらいながら自分のお店のデリバリーの宣伝もできるんです。しかも、すでにデリバリーを利用している層に宣伝ができるので、店主様のデリバリーメニューも頼んでくれる可能性が高いんです。

店主様「たしかにそうですね!今まで気がつかなかったです。」

正岡「あと、チラシを出す時の注意点ですが、QRコードなどを付けてオンライン上で注文できるようにしておくとベストです。

店主様「オンライン上での注文ですか?」

正岡「はい、オンライン上の注文にすると、お客さんは注文確認の連絡を受けるために必ずメールアドレスかLINEを残すようになりますので、お客さんの連絡先リストも同時に手に入るんです。

次回からはメールやLINEなどで案内をすれば無料で宣伝できますし、連絡先リストは今後お店をやっていくうえでの資産にもなります。

店主「なるほど!ではそのようにしてみます。」

2-3.同じターゲット層を狙う別業種と協力する

正岡「ここまでをやってみて、実際に売上が上がってきたら、今度はその利益で宣伝を出していきます。が、ここでも1つポイントがあります」

店主様「ポイントですか?」

正岡「はい、むやみやたらと宣伝をするんじゃなくて、自分と同じターゲット層を狙う別の業種の人たちと協力をしていきます。

例えば、もし店主様が近隣の主婦層の方にランチでデリバリーをしてほしいとすると、同じターゲットを狙う別業種はクリーニング店などがありますよね?

その場合はクリーニング店が出すDMの中に店主様のデリバリーチラシを入れてもらうんです。その代わり、DMの送料を半分出すというオファーを出していきます。

店主様「なるほど!同じターゲットを狙う別業種ですか。」

正岡「はい、そうする事でクリーニング店は経費が半分になるのでメリットですし、店主様は狙いたいターゲットにピンポイントで宣伝を出せるので、双方にとってメリットがあります。

使うチラシは先ほどのものと同じチラシでいいので、やってみてください」

店主様「わかりました。ここまでアドバイスいただいた事をやってみます。」

2-4.飲食店の売上アップが実現する

店主様「先日のアドバイスの結果ですが、結論から言うと過去最高売上が出ました!

同業のデリバリー代行の際に多くのお客さんにチラシを渡せたことで、今までの3倍近くの注文が入るようになりました。

さらに、近くのクリーニング店と薬局、スーパーに依頼をしてDMの中にチラシを入れてもらった結果、どんどんデリバリーの注文が入るようになりました。今では、デリバリーの売上が一番比率が高くなっています。

顧客リストもどんどん貯まってきているので、今度はメールでの案内もしてみようと思います。」

正岡「いいですね!まだまだいけると思うので、この調子でどんどん広げていってください。」

店主様「はい、ありがとうございます。」

このように、

『他社のメリットになる事を提案しながらお客さんを増やしていく』

というやり方で、今多くの人の需要があるデリバリーを広げていくことで、この飲食店は過去最高益を出すことに成功しました。

1日当たりの売上は、今までは3~4万円だった状態から、7万円前後まで飛躍させることができたのです。

3.まとめ

今回ご紹介させていただいたコロナ対策の事例はいかがでしたか?

このように、具体的な事例を見ることで、自分のお店に当てはめて考えることができると思います。

ですので、あなた自身もこの記事を読みながら、自分のお店の場合はどうすればいいだろう?とイメージをしてほしいと思います。

そうすることで、あなたの中でどのように実践をしていけばいいか明確になり、成功の確率が増していくはずです。

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