新型コロナウイルスの蔓延によって、店舗ビジネスは大きく影響を受けました。
お客さんがお店に来店するという当たり前の形が通用しなくなり、多くのお店が売上を商品やサービスの提供方法を見直すことを余儀なくされたのです。
しかし、事態が収束したからといって、これまでの日常に戻るかというと、そうではなく『アフターコロナ』と呼ばれる時代がやってくると言われています。
そこで、今回はアフターコロナと呼ばれる時代で小さな店舗がどのように集客をしていくべきか、3つの対策をお伝えしていきます。
Contents
1.アフターコロナとは何か
まずはじめに、アフターコロナとはどういう状態を指すのかということですが、分かりやすく一言で言うと、アフターコロナとは、
『新型コロナウイルスの影響によって、収束後も人々の価値観は変わっていく』
ということです。
それによって、コロナの終息後も私たちのビジネスは影響を受けると言われています。
どういう影響を与えるのかを説明していきます。
1-1.アフターコロナはオンライン化がさらに進む
長い自粛生活を続けてきたことによって、多くの人が今まで以上にオンラインを積極的に活用するようになりました。
オンライン飲み会やオンラインレッスン、オンライン会議、オンライン販売などです。
このオンライン化は、アフターコロナでも続くと言われていて、お店への来店率が減ると言われています。
例えば、オンライン飲み会が流行ったことによって、飲食店で食事をするという需要が減ったり、オンラインレッスンが浸透した事によって、塾や教室に通うことがなくなる可能性があるということです。
今挙げた業種以外でも、急速なオンライン化によって、今までの状態のまま営業を続けることは難しいと言われています。
1-2.アフターコロナの消費者心理
また、今回のコロナ騒動によって、人の消費心理にも変化が起きました。
具体的に言うと、「あったらいいな」にはお金を使わず、「必要なもの」にお金を使うようになったということです。
これは収束前だけではなく、第2波、第3波の懸念や、それによる失業や収入減など、不安要素がまだ残っているアフターコロナの時代でも続くと考えられています。
2.アフターコロナにやるべき3つの集客対策
では、ここまでの内容を踏まえて、アフターコロナではどのような集客をしていけばいいかを解説していきます。
2-1.商品やサービスのコンセプトを見直す
消費者の心理が変わったことによって、多くの人は「必要なもの」以外にはお金を使いづらくなってきています。
そのため、生活必需品以外を売っている人は、今までと同じものを普通に売っていても、売れ行きは伸びないと思います。
そこで、対策として行うのが、『商品やサービスのコンセプトを見直す』ことです。
具体的にいうと、
『今の需要にマッチするようにコンセプトを変える』
ということです。
例えば、パーソナルジムの場合でいうと、今まではダイエット色の強いコンセプトのトレーニングを売っていたとしたら、アフターコロナでは免疫力を上げるコンセプトのトレーニングを打ち出してみたり、飲食店の場合だと、今までと同じメニューではなく、免疫アップというコンセプトで需要に合ったメニューを出すなど
このようにして、できるだけ消費者にとって「必要なもの」になるようなコンセプトを打ち出していきましょう。
2-2.商品やサービスのオンライン化
また、それだけではなく、商品やサービスをできるだけオンライン化することも大事です。
例えば、
- 飲食店のメニュー⇒テイクアウトやデリバリーのオンライン予約
- ヨガスタジオのレッスン⇒オンラインレッスン
- 学習塾の授業⇒オンライン授業
- 英語教室の授業⇒オンライン教材
- エステサロン⇒セルフケア動画の販売
など、このようにできる限り商品やサービスのオンライン化をしていきましょう。
元々の商品やサービスの需要もあるので、そちらを無くす必要はありませんが、多くの人の急速なオンライン利用に合わせた商品形態は必ず必要になってきます。
2-3.オンライン集客の導線作り
最後に3つ目の対策ですが、実は多くの人が見落としがちなのが、『オンライン集客の導線を作る』ことです。
多くの人は、商品やサービスのオンライン化をすれば、対策は十分だと思っていますが、そうではありません。
いくら商品やサービスをオンライン化しても、それをお客さんに見つけてもらわなければ意味がありません。
ですので、あなたの商品やサービスを知ってもらい、それを買ってもらうための導線もオンライン上に作っておくことが必要になります。
具体的にはどういうことかというと、
『あなたがターゲットにしている層の人たちがよく見るWEB上の至るところに、あなたの商品やサービスを紹介する詳細ページを露出させておく』
ということです。
今では、
- SNS
- 検索エンジン
- ブログ
- ポータルサイト
- 各種WEB広告
など色々なWEB媒体があります。
これらを駆使して、あなたの商品やサービスの詳細ページに辿り着く導線を作っておくことで、ターゲットから発見されやすくなります。
3.まとめ
上記で説明したように、アフターコロナでは今までとは違った価値観が当たり前になると言われています。
しかし、まだ多くのお店がアフターコロナの集客に対応していない今、捉えようによっては『アフターコロナはチャンス』とも言えます。
今のうちにしっかりと対策をして、アフターコロナの時代で飛躍していけるようにしておきましょう。