コロナ禍でも成功するクリスマス販促|飲食店が押さえるべき2つのポイント

11月も後半に差し掛かりクリスマスが迫ってきています。

多くの飲食店にとってこの時期は、売上アップの大チャンスなので今年も気合を入れて準備をしている人もたくさんいるはずです。

しかし、その一方で今年は新型コロナウイルスによって、どういうクリスマス販促をすればいいか分からないという人も多いと思います。

ここ最近、コロナが再拡大をしている中、「上手くいくかどうか不安で…」という声もよく聞きます。

そこで、今回は、

『コロナ禍でも成功するクリスマス販促』

について、2つのポイントを解説していきたいと思います。

これからお伝えする内容を取り入れることによって、クリスマス販促での売上アップの確率は大きく上がると思います。

1.コロナ禍でのクリスマス販促のカギはお持ち帰りメニュー

ここ最近、コロナの感染が再拡大していることもあり、多くの人にとって外食をすることは大きなリスクになりつつあります。

ですので、クリスマス販促を成功させるカギは、

『いかに自宅で楽しむためのサポートをできるか』

に尽きます。

ですので、クリスマスケーキやクリスマス料理はもちろん、いかに他のお店より魅力的なものを提供できるかにかかっています。

では、どのようにして他のお店よりも魅力的なお持ち帰りメニューを提供できるかを説明します。

1-1.コンセプトをしっかりさせる

他のお店よりも魅力的なものというと、飲食店経営者の人はどうしても、

「他のお店よりも美味しいものを出そう」

「他のお店よりも安くて買いやすいメニューにしよう」

というふうにしてしまいがちですが、これは典型的な間違いです。

いくら他のお店より美味しいケーキや料理を出したとしても、お客さんからしてみれば、食べてみるまでそれが美味しいかどうか分かりませんし、年に1度のクリスマスパーティーなので、安さに飛び付くというわけでもありません。

では、お客さんは何を見て魅力的だと感じるのか?

それは、

『いかに魅力的なコンセプトでケーキや料理が構成されているか』

です。

例えば、

・何のコンセプトもないクリスマスケーキや料理

・北欧のおうちパーティーを自宅で味わえるクリスマスセットメニュー

だったらどちらのほうが欲しいと思うでしょうか?

きっと、ほとんどの人が後者のほうに魅力を感じると思います。

このように、魅力的なコンセプトを作り、それを土台にしてお持ち帰りメニューを用意することで、お客さんはそれに価値を感じて欲しいと思ってくれるのです。

1-2.コンセプト作りのカギは『本場志向』と『SNS映え』

また、コンセプトを作る際のポイントは、

・いかに本場のクリスマスに近づけるか

・いかにSNS映えをしそうなコンセプトにするか

がカギになります。

繰り返しになりますが、クリスマスはお客さんにとって年に1度の大きなイベントになります。

なので、できる限り本格的にしたいと思っていますし、できる限り本場っぽくしたいと思っています。

ですので、できる限り本場感を出せるコンセプトにすることをお勧めします。

本やネットで、本場のクリスマスについて調べるなどしてコンセプト作りのヒントを見つけるといいでしょう。

あと、それ以外には、『いかにSNS映えするか』を意識するといいでしょう。

Instagramなどを見て、過去のクリスマスメニューを調べるなどして、いかに本場感にプラスしてSNS映え要素を組み込めるかを思考錯誤してください。

2.コロナ対策付きの店内イベント

コロナ禍でのクリスマス販促を成功させるもう1つのポイントは、

『コロナ対策をしっかりしたうえで店内イベントを行う』

ことです。

お客さんの中には、いくらコロナ禍だからと言っても、「クリスマスくらいは外で楽しみたい」、「コロナ対策をしっかりして外食をしたい」という人も一定数います。

ですので、クリスマスパーティーやクリスマスディナーなどは控えるのではなく、予約制で希望者のみに提供するというスタンスで行うといいでしょう。

では、どのような事に気をつけて店内イベントを行えばいいかを解説します。

2-1.魅力的なコンセプトは必須

店内イベントの場合もお持ち帰りメニューと同じく、

『いかに魅力的なコンセプトを提供できるか』

が売れるかどうかの重要な要素になります。

大事なことなのでもう一度お伝えしますが、多くの飲食店経営者はどうしても

「他のお店よりも美味しいものを出そう」

「他のお店よりも安くて買いやすいメニューにしよう」

という思考が働いてしまいますが、これでは上手くいきません。

お客さんはクリスマスパーティーやイベントには、『普段味わうことができない非日常的なクリスマス感』を求めているのです。

ですので、ただ料理やコースを出して、飾り付けをすればいいわけではありません。

そのイベント全体において、

『いかに魅力的なコンセプト』

で構成されているかが重要なのです。

ですので、お持ち帰りメニューと同様に、魅力的なコンセプトをすべてのベースに置くようにしてください。

2-2.十分すぎるくらいのコロナ対策

また、忘れてはいけないのがコロナ対策です。

スタッフのマスク着用や消毒液の設置などはもちろん、思いつく限りの対策をすべて実施してください。

万が一にも、自分のお店から感染者を出さないように心掛けるようにしてください。

3.販促開始は11月下旬スタートがオススメ

これらのクリスマス販促の開始は、11月下旬の勤労感謝の日が明けた頃くらいからがお勧めです。

この頃になると、多くの人の給料日が集中します。

ですので、魅力的なコンセプトがしっかり伝わる販促を、

・チラシ

・SNS

・メルマガ

など、ありとあらゆる媒体でしていくことが大事です。

クリスマス当日ギリギリになってから焦って販促をするのではなく、このぐらいの時期からしっかりと予約を取っていきましょう。

4.まとめ

今年はコロナ禍によって感染が拡大している中でのクリスマスになるので、不安を感じている人も多いと思います。

しかし、ここでお伝えしたような対策をしっかりと立ててクリスマス販促に臨むことで、売上アップのチャンスは十分にあります。

今、多くの飲食店はピンチを迎えていて、気持ちが萎縮してしまっています。

でも、そんな時だからこそ、気持ちを奮い立たせて、誰もがやらないことをやってのけてください。

その行動の先には、きっと良い結果が待っていると思います。

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