お店の経営者なら「もっと自分のお店を知ってもらいたい」と思うのは、ごく自然なことです。
ですので、日々試行錯誤をしながら、少しでも自分のお店を知ってもらおうと、色んな販促を試していると思います。
しかし、実際はその努力とは裏腹に、思うように成果が出ず
「何をやってもお客さんは集まらない」
と嘆いている人は少なくありません。
そこで、今回は販促で悩んでいる状態から抜け出すために、プロの集客コンサルタントがお勧めする他力本願ともいえる販促テクニックを2つご紹介します。
これらの方法を、知っているか、知らないかの違いだけで、お店の認知度は大きく変わるはずです。
Contents
1.お店を知ってもらう販促① お客さんにSNSでチェックインしてもらう
お店を知ってもらう1つ目の販促テクニックは、
『お客さんにSNSでチェックインしてもらう』
という方法です。
具体的にいうと、お店に来てくれたお客さんに、FacebookやInstagramでチェックインしてもらうことで、自分のお店の拡散を狙って認知度を広げるという方法です。
これを行うことで、あなたのお店のことを来てくれたお客さんたちが広めてくれるようになり、自分で販促をするよりも大きな成果を期待できます。
では、詳しいポイントを解説していきます。
1-1.お客さんにメリットがあるオファーを出す
SNSでチェックインしてもらうといっても、ただ単にお願いをするだけでは、お客さんにとっては面倒でしかありません。
ですので、
『お客さんにとってメリットがあるオファーを付けてお願いする』
ことを心掛けてください。
例えば、SNSでチェックインをしてくれたら、
- その日のお会計から割引き
- 1品サービスする
- コースを延長する
などのメリットを付けてお願いをするのです。
そうすることで、お客さんにとっては、SNSでチェックインをすることが、ただの面倒な作業ではなく、自分にとってお得なオファーに変わります。
これによって、引きくけてくれる確率が格段に上がります。
1-2.良いコメントを添えてもらう
また、チェックインしてもらう際に、ただチェックインをするだけではなく
『良いコメントを一言添えてもらう』
ことも意識してください。
なぜなら、消費者は私たち売り手側の意見ではなく、同じ立場のお客さんの意見に強く影響を受けるからです。
ですので、SNSチェックインをして、拡散されてきた投稿に
「ここの○○は絶品です」
「私の行きつけのサロンです。〇〇コースは最高に癒されます」
というコメントがあると、それを見た人は、「今度行ってみようかな」と思ってくれるようになります。
お客さんからの良いコメントがあるとないとでは、まるで来店率が違うので、絶対に押さえておいてください。
2.お店を知ってもらう販促② ライバル店と相互紹介をする
2つ目のお店を知ってもらう販促テクニックは、
『ライバル店と相互紹介をする』
ということです。
一般的に考えてライバル店というと、お客さんを取り合う競合という認識がありますが、彼らとお店の紹介をし合うことで、自分たちだけで行う販促よりもはるかに大きな成果を見込めるのです。
例えば、あなたがエステサロンを経営しているとして、近隣に競合と呼ばれるお店が5店あるとします。
そして、この5店との間にお互いのお店を自分のお客さんに紹介し合うという約束をしたらどうなるでしょうか?
本来ならお客さんを奪い合う関係ですが、そうすることによりその5店はあなたにお客さんを紹介してくれる協力者になってくれるのです。
もちろん、約束をしたからには、あなたも自分のお客さんにそのお店を紹介する必要がありますが、その分5店分のお客さんにあなたのお店の存在を知ってもらうことができるのです。
単純計算して販促の効果は、自分1人でやった時の5倍です。
それほど、相互紹介には強いパワーがあるのです。
では、実践する際の重要なポイントを解説しましょう。
2-1.同じ客層を狙っているお店をピックアップ
まず、相互紹介をする相手を見つける必要がありますが、どのようなところを相互紹介の相手として選ぶかは以下の条件が必要です。
- 自分の同業他社
- 異業種だけど同じ客層を相手にしているお店
この2つです。
相互紹介をする際、相手にとっても自分にとっても集客に繋がりやすそうな人に紹介をしなければ、そもそもお互いにとってメリットがありません。
ですので、相互紹介を持ちかける相手は『自分と同じターゲットを相手にしているお店』である必要があります。
もし、この条件を破ってしまったら、たとえ相互紹介が成立しても集客にはつながりにくく、せっかくの紹介が無駄な労力で終わってしまいます。
2-2.まず自分が先に相手の紹介をする
また、相互紹介を持ちかける時は、
『自分が先に相手のお店を紹介する』
ことがとても重要です。
多くの人が相互紹介を持ちかける時、相手のお店の店主に対して「相互紹介をしませんか?」というオファーを出すことがほとんどですが、これでは十中八九相手にされません。
しかし、まずあなたが自分のお客さんに相手のお店を紹介してあげることによってオファーを受けてくれる可能性がグンと上がります。
まず、あなたのほうから紹介することで相手のお店はいつもよりも多くの集客があります。
その後に、相手に対して、
「個人的にあなたのお店の○○が好きなので、勝手ながら自分のお客さんに紹介させていただきました」
と事後報告をします。
そうすると、相手は喜び、それと同時に「何かお返しをしないと」と思ってくれるようになるのです。
このステップを経たうえで、「もしよければ、ウチのお店も紹介してくれませんか?」とお願いすると、引き受けてくれる確率が上がるのです。
2-3.紹介はSNSで自分のフォロワーへ
実際に、相手のお店を紹介する時は、自分のお店の
- YouTube
- メルマガ
- LINE
などで、自分のお客さんに向けて紹介をするのがお勧めです。
こういったツールを使って紹介することで、少しの労力で複数のフォロワーに紹介ができますし、相手からもそうしてもらうことで、より多くの集客が見込めるようになります。
ですので、相互紹介をする際は、SNSで自分のフォロワーに向けて紹介をするという約束をしておくと良いでしょう。
3.ポイントは他人の力を借りること
これら2つの販促方法のポイントは、
『いかに他人の力を借りるか』
に尽きます。
販促というと、いかに自分たちの力でお客さんを集められるかという考えでやることが多いですが、自分1人の力ではできることも知れています。
でも、複数の他人の力を少しずつ借りることで、自分1人でやるよりも何倍も大きな成果を出すことができるのです。
『いかに他人の力を借りるか』
これを意識して取り組むことが成功の秘訣です。
4.まとめ
いかがでしょうか?
お店を知ってもらう販促と一言に言っても、ちょっとした工夫で大きな成果を出すことはいくらでもできます。
もし、あなたが今、
「もっと多くの人にお店を知ってもらいたい」
「今のままでは認知度が全然足りない」
と思っているのでしたら、ぜひ今回の内容を実践してみてください。