SNS広告は誰でも手軽に利用できるため、比較的小規模のお店でもうまく利用すれば大きな集客効果が見込めることが魅力です。
しかしSNS広告は種類が多いため、どうやって使えば良いか分からない方や、どのSNS広告を使えば一番集客効果があるのか知りたいという方が大勢いらっしゃいます。
このような方々のために、SNS広告の集客効果を最大限に引き出すためのマストポイントと、売上アップにつながる効果的なテクニックをお教えします。
Contents
1.お客さんの注目を集めるSNS広告の種類と特徴
SNS広告での集客が成功するかどうかは、それぞれのSNS広告の特徴を理解したうえで利用することが前提となります。
そこでまずは、SNS広告の種類と特徴についておさらいしておきましょう。
1-1.Facebook広告
Facebookは他のSNSよりもプロフィール情報が充実している特徴があります。
実名登録が必要なだけでなく、年齢や性別、職業者や住所、興味関心があることなどのデータが登録されているため、それらの情報をもとにしたかなり精度の高いターゲティングで広告を出すことが可能です。
ビジネスアカウントを取得すれば分析ツールを無料で使用できるようになるため、SNS広告を行うならぜひとも利用したいツールです。
1-2.Instagram広告
Instagramは他のSNSよりも女性ユーザーの比率が高い傾向があり、その中でも10代から20代の女性ユーザーが特に多いため、アパレルや美容など女性向けの商品やサービスの宣伝に適しているといえます。
また、旅先の景色や食事などを投稿して楽しそうなイメージを伝えることにも優れているため、旅行系の広告とも相性が良いと考えられます。
1-3.Twitter広告
Twitterのユーザーは他のSNSに比べて、10代や20代の学生層が特に多い特徴があります。
そのため、見た目にインパクトのあるものや面白系など、若年層向けでリツイートしたくなる要素を含んだ宣伝が効果を発揮しやすい傾向があります。
また、Twitter広告はクリックやリツイート、フォローなどのアクションが発生した時点で料金がかかる仕組みなので広告の表示自体は無料です。
さらに、リツイートされたあなたの広告を見た人がさらにリツイートしても課金対象外であるため、二次拡散が起きれば高い費用対効果が期待できます。
1-4.LINE広告
LINEは連絡ツールとして広く普及しているため、他のSNSよりも年齢性別問わず多くの
年齢層の人たちが利用しています。
このため、LINEはメッセージのやりとりなどで日常的に利用されていることからアクティブ率が圧倒的に高く、非常に多くの方に広告を見てもらえる機会が多くあります。
1-5.最もお客さんの注目を集めるSNS広告とは
ここまでにご紹介したSNS広告の種類や特徴をご理解いただいたうえで、「結局どのSNS広告を使えば最もお客さんの注目を集められるの？」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
答えは、「どのSNS広告もお客さんの注目を集められる」です。
SNS広告は得意なターゲット層やアピール方法が異なるため、どれが一番ではなく、目的に応じて使い分けるのが正解です。
2.SNS広告の集客効果を最大限に引き出すためのマストポイント3選
先ほど述べた通り、SNS広告は1つだけにこだわるのではなく、目的に応じて使い分けた方が集客効果を得やすくなります。
ただし、どのSNS広告にも共通する、集客効果を最大限に引き出すための3つのマストポイントがあり、このことを知っているかどうかで結果に大きく差がつくといえます。
そのため、次に解説する厳選した3つのポイントはぜひ覚えておいてください。
2-1.「ターゲット・目的・宣伝内容」の3つを明確にする
SNSは誰でも手軽に利用できるメリットがあります。
しかし、「誰に向けて」「何を」「何のために」の3つが曖昧なまま宣伝をしてしまうと、どんなにお客さんの目に触れても興味を持ってもらうことができず、集客につながらない恐れがあります。
SNSは大量の情報が投稿されるうえに流れも非常に速いため、「ターゲット・目的・宣伝内容」を明確にして目に留まるようにすることは非常に重要です。
また、この3つを明確にするとどのSNSを利用すれば効果的か分かりやすくなり、無闇に様々なSNS広告を試さなくてもターゲット訴求がしやすいものを見極めて利用できるようになります。
2-2.売り込み色を強く出し過ぎない
広告はお客さんに商品やサービスを買ってもらうために行うものなので売り込みたくなる気持ちは分かりますが、SNS広告に関しては広告色を控えた方が集客効果があると考えられます。
なぜならば、SNSは基本的に暇つぶしや楽しみで使っている層が多いので、「これを買ってください」や「資料請求はこちら」などといったことを直接的に伝えてしまうと、売り込み色が強く出過ぎて避けられる恐れがあります。
従って、SNS広告ではターゲットにとって役に立つ情報を発信して、そのうえでその情報に関連がある商品やサービスを紹介するようにしましょう。
豆知識やお役立ち情報を挟むことでお客さんによって受け入れやすい内容になりますし、広告の内容によっては拡散してもらえることも期待できます。
2-3.規約を破らない
SNS広告は媒体ごとに規約があるので、利用前にしっかり確認するようにしましょう。
もし規約を破ってしまうと、広告の強制停止やアカウント凍結などのペナルティを受けてしまう恐れがあります。
これらのペナルティはお店の信用にも影響してしまい、二度と広告を出せなくなる場合もあるので、SNS広告は規約を破らない範囲で行いましょう。
3.【SNS広告の種類別】お客さんの注目を集める効果的な使い方
どのSNS広告でも共通して行うべき3つのマストポイントをご理解いただけたところで、実際にSNS広告を利用して集客していきましょう。
ここからは、SNS広告の種類別にお客さんの注目を集める効果的な使い方を解説していくので、ユーザー層や目的に合わせて使い分けてください。
3-1.Facebook広告の使い方
Facebook広告は登録されている詳細な個人情報をもとに、「千葉県の市川市や船橋市に住む、産後痩せに興味がある30代から40代にピラティス教室の広告を出す」など、かなり詳細にターゲットを絞って広告を出すことが可能です。
従って、Facebook広告を使うならビジネスアカウントで運用を行い、無料で使える分析ツールを使えるようにしておきましょう。
そうすることであなたの広告に対して、どの年齢の方がどの時間帯に反応したかなどを分析することができるため、効率的によりお客さんに反応してもらえる広告にブラッシュアップしていくことができます。
他のSNS広告も使用している場合は、ブラッシュアップの内容を流用するのも良いでしょう。
3-2.Instagram広告の使い方
Instagramは世界観が非常に重要です。
従って、Instagramを集客に使うなら商品写真に交じってランチの写真を投稿してしまうなどするのではなく、投稿内容を統一し、写真の加工も自然光のもとで撮影することや背景を白にするなどしましょう。
最初にルールを決めておいて雰囲気を揃えることが重要です。
それは広告においても同様であり、おしゃれな写真にいきなり「〇%オフセール」などという広告を混ぜてしまうと雰囲気が壊れてしまいます。
従って、Instagram広告はあくまでもさりげなく行うことが基本となります。
そのため、「〇%オフセール」など強めの広告を行いたいなら、他のSNS広告を利用した方が良いかもしれません。
3-3.Twitter広告の使い方
Twitter広告は10代20代など、比較的若い年齢層の方が受け入れやすい広告が良いと考えられます。
そのため、商品の機能性やキャンペーンのお得さを前面に押し出すよりも、「お出かけ前の3分で簡単に可愛いヘアスタイルが作れる」など、誰でも手軽にできるお役立ち情報を中心に発信した方が良いでしょう。
また、同じような商品を提供しているかそうでないかにかかわらず、Twitter広告の使い方が上手な企業やお店のやり方を分析しましょう。
自分のお店に活かせることや「もっとこうしたら良いのに」と思ったことを洗い出し、Twitter広告をより良くしていくのも有効です。
3-4.LINE広告の使い方
LINE広告はアクティブユーザー数が多いうえに気軽に使えることから、週に何回もセールやキャンペーンの情報を配信するなど、頻繁に広告を出してしまうケースがあります。
しかし実はこれは大きな落とし穴で、頻繁に目に付くからこそ広告は週1回程度に留めておかないと「しつこい」などと避けられてしまい、最悪の場合ブロックされる可能性もあります。
従って、LINE広告もTwitter広告などと同様に、普段は日常で使えるお役立ち情報を配信しておいて、ここぞという時だけキャンペーン情報を配信するなどの使い方が良いでしょう。
4.まとめ
SNS広告は種類が多いため慣れないうちは戸惑ってしまうかもしれませんが、今回の記事でご紹介した特徴や使い方を知っておけば、どのSNS広告を使えば良いか選択しやすくなるでしょう。
あとは実際に使ってみて、お客さんの反応をみながらブラッシュアップしていくことが重要です。
また、本来SNSは広告ツールではなくコミュニケーションツールなので、売り込もうとするよりも見てくれるお客さんの反応を確認しましょう。
お客さんとコミュニケーションを取りながら楽しく使うのがSNS広告による集客成功の秘訣だといえます。
