美容室の集客がうまくできない原因|劇的に改善できるポイントを伝授

美容室の店舗数は非常に多く、それぞれのお店でターゲットやウリなどの差別化を図りながら集客に努めています。

それでも、腕もセンスも申し分ないはずなのに、集客効果が良くないと悩んでいる美容室が多いのが実情です。

美容室の腕やセンスが良いことはお客さんにとってプラスであり、プロ意識を持つことは素晴らしいことです。

しかし実は、そのプロ意識が集客の妨げになってしまっているケースもあることをご存知でしょうか?

誤解のないように申し上げますが、これはプロ意識を持つことがいけないというわけではなく、その意識を持ったうえでお客さんに「どのように」接しているかが問題だということです。

お客さんに対する意識次第で、集客は大きく改善することが可能です。

では具体的に、お客さんにどういった意識で接し、何をすれば良いのかをお教えします。

1.美容室のプロ意識が集客できない原因になっている

ほとんどの美容室は、腕やセンスに対して高いプロ意識を持っています。それは基本的に、お客さんにとってプラスとなることです。

それなのに、冒頭でプロ意識が原因で集客できない可能性があると述べたのは、心外かもしれません。

集客において重要なのは、腕やセンスが良いことに加えて、美容室が持っているプロ意識が「何に」向いているかを考えることです。このことについて、次に詳しく解説します。

1-1.ほとんどの美容室がしている勘違い

美容師はプロであり、お客さんは素人であるという考え方を持っていませんか?

その考え方自体は間違いではありませんが、プロである自分のセンスや意見を勧めた方が喜ぶだろうと思い、お客さんに対して「ヘアカラーはこの方がおすすめ」や、「髪型はこちらの方が似合う」などのようなことを言ってはいませんか?

お客さんとの間にかなりの信頼関係ができているのならそれも良いかもしれませんが、よほどの常連でなければ、それは逆効果になると考えられます。

そして、このお客さんとの接し方が集客の妨げになっている可能性があります。

1-2.プロ意識が押し付けになっている

お客さんはすでに「何をどうしたい」というイメージや思いを持っていることが多く、それを実現してくれる美容室を探していることが大半です。

そういったお客さんの欲求を無視してこうした方が良いああした方が良いと提案するのは、良かれと思ってやっていても押しつけがましいと感じられてしまううえに、「この美容室は自分の欲求に応えてくれない」などと思われてしまう可能性があります。

最悪の場合、「この美容室は下手だ」というレッテルを貼られてしまい、敬遠されて来てもらえなくなるケースもあります。

このことを防ぐためには、お客さんの欲求を叶えることを大前提とする必要があります。

1-3.「誰のため」のプロ意識なのか振り返ってみる

あなたのプロ意識は、誰のためのものでしょうか?

目の前にいるお客さんの欲求を全力で叶えるためのものでしょうか?

それとも、あなたの技術やセンスを、お客さんを利用して証明するためにあるのでしょうか?

お客さんは自分の望みや抱えている問題を解決したいと思い、あなたのお店にわざわざ足を運んで来ます。

このようなお客さんに応えるためには、あなたが持っている高い技術や知識は「お客さんの望みを実現するためのものである」と意識することが重要です。

その意識を持つことができれば、集客を成功させることが期待できます。

2.美容室の集客を劇的に改善させる3つのポイント

自分の技術や知識はお客さんの望みを叶えるためにあるという意識を持つことができれば、集客に対する考え方や姿勢も変わってくるはずです。

次からは、ここまでに述べたことをご理解いただいていることを前提に、集客を劇的に改善させるポイントをお教えます。

2-1.お客さんの望みを見極める

お客さんに喜んでもらって「また来たい」と思ってもらうためには、お客さんが何を解決したいと望んでいるのか、どんなことをして欲しいのかを見極めることが重要です。

お客さんによっては、自分の欲求が明確な方もいれば、ぼんやりと曖昧な方もいらっしゃいます。

そのため、美容室はお客さんに合わせて対応し、場合によってはお客さんの欲求をうまく洗い出して明確にしてあげる必要があります。

そのうえでお客さんに喜んでもらえるものを提供することができれば、サービスやオファーを作り込み、SNSや集客ツールなどで発信することにも利用が可能になります。

以上のことから、集客を改善するためにとにかくやるべきことは、「お客さんの望みを叶える」ことに集中することです。

2-2.お店の存在をアピールする

どんなジャンルのお店にもいえることとして、腕に自信があるお店ほど良いものを提供すればお客さんに来てもらえると思いやすい傾向があり、それは美容室も例外ではありません。

しかし残念ながら、実際は美容室側から積極的にアピールしなければお客さんはあなたの美容室の存在自体を知ることができないため、集客はかなり困難です。

このことから、ある程度の集客効果を得るためにはお店側の努力が不可欠です。

従って、先ほど述べたように「お客さんの望みを叶える」ことを中心に考え、まずはお客さんの心を掴むサービスやオファーを作りましょう。そしてそれができたら、積極的に発信するようにしましょう。

流行りのツールや何種類もある集客方法を手あたり次第に試すよりも、SNSやホットペッパービューティーなど、お客さんが良く利用すると考えられる集客ツールを利用した方が効果的だと考えられます。

関連記事:美容室の集客方法9選とお店の特徴ごとに媒体を選ぶ方法

2-3.お客さんにアプローチし続ける

一度来てくれたお客さんに対して何のアピールもせずに放置していると、高確率で忘れられてしまいます。そのため、一度来てくれたからといって安心せずに、継続してアプローチすることが必要となります。

具体的にどうすれば良いのかは、次の章で詳しく解説します。

3.美容室の集客効果をさらにアップさせる3つの秘訣

集客を改善し、さらに安定させるためには、一度来てくれたお客さんにいかにアプローチするかが鍵となります。

今以上に集客効果をアップさせるためにも、次にご紹介する3つの秘訣をぜひ参考にしてください。

3-1.お客さんが再来店しない3つの理由

お客さんは一度来店したといっても、それからはずっと継続して来てくれることは少なく、むしろ離れていってしまうケースの方が多いといえます。

それはなぜかというと、どんなお客さんも基本的に「忘れる、飽きる、卒業する」の3拍子が揃っているからです。

従って、お客さんに再来店してもらい、顧客化することで集客効果をアップさせるためには、この3つの再来店しない理由それぞれに対してアプローチすることが大切です。

3-2.お客さんに忘れられない秘訣

お客さんに忘れられないようにするためには、定期的に接触して思い出してもらう必要があります。

具体的な方法として、LINEやメルマガ、ニュースレターを定期的に発信することが挙げられます。

季節に沿ったイベントや、梅雨や乾燥した季節などに行いたいヘアケアなど、お客さんにとって役に立つ情報を配信すると良いでしょう。

また、お店やスタッフにあった出来事や、スタッフによる「新しいヘアカラーを試してみました」や、「ここのお店の○○が美味しくておすすめです」などといったことも配信して、お客さんと良い距離を作ることも有効です。

3-3.お客さんに飽きられない秘訣

いつも同じサービスや商品では、お客さんに飽きられてしまいます。

そこで、新商品や新サービス、新しいキャンペーンやイベントなど、お客さんに飽きられない工夫を定期的に行うことが大切です。

これらのことは、お客さんの要望にマッチしたものであることが前提となります。

普段からお客さんの叶えたいことに耳を傾け、要望を叶えることに集中していれば、そこまで難しくないはずです。

そして、新商品や新しいキャンペーンなどはLINEやメルマガ、ニュースレターなどを使ってお知らせするようにしましょう。

3-4.お客さんを卒業させない秘訣

進学や就職、出産や引っ越しなど、ライフスタイルやステージが変わることで、今までの商品やサービスから卒業するというケースは非常に多くあります。

このことから、ライフスタイルやステージの変化によって今までとは違ったサービスを必要とし、卒業を検討しているお客さんに対して「こんな需要にも対応できます」という提案をすることが大切です。

具体的には、お店を卒業しようとしているお客さんが何を求めているのかリサーチを行い、それを新商品や新サービスの開発などに反映し、それを提供するなどといったことがあります。

4.まとめ

思い通りに集客できないと悩んでいる美容室の中には腕やセンスよりも、お客さんに対する意識や接客に問題があることが少なくありません。

ほとんどの美容室がしている勘違いなどをお読みいただき、自分が普段行っていることを振り返ってみて、心当たりがあった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「もしかしたらあの対応が原因なのだろうか?」という思いがあれば、そこを改善することで集客効果に変化が表れるかもしれません。

今回ご紹介した集客改善の3つのポイントや、集客効果をさらにアップさせる3つの秘訣を参考にしていただき、これからの集客の向上に役立ててください。

合わせてこちらの記事も参考にしてください。

 美容室の売上を劇的にアップさせる独自のウリと4つの集客方法

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