【個人商店向け】5つのポイントとチェックリストで分かる、目からウロコの来店促進術

 

個人でお店を経営されている経営者の方々にとって、来店促進というのは売り上げに直結する重要な戦略です。

これまでやってきた来店促進の取り組みがイマイチ結果につながっていないとお感じであれば、なおさら「何かいい方法はないか?」とお考えだと思います。

しかし、あまりにお金がかかる方法だと、二の足を踏んでしまうのではないでしょうか。できるだけお金や手間をかけることなく、効率良く来店促進につながるような方法はないだろうか?というのは、個人でお店を経営されている方々に共通する願いではないかと思います。

そこで、この記事では特に個人商店や小さなお店を経営されている方々が今すぐ持つべき視点とポイント、そして効果が期待できる来店促進術をレクチャーしたいと思います。

1.従来の来店促進法だけでは見えてきた限界

すでに色々な来店促進法を試してきたのに、どうも来店につながっていない気がするという場合に知っておくべき「限界」を解説します。

1-1.チラシやホームページでの告知

近所に住んでいる人たちの来店を促進したいということでチラシを配布してみたり、ホームページを公開しているお店の方々は多いと思います。これらの方法は決して間違いではなく、うまく訴求をすれば来店につながる可能性は大いにあるはずです。
しかし、ここで重要になるのは、「うまく訴求すれば」という点です。

1-2.DMやメールによる販促

不特定多数の人たちに広告活動をするのではなく、特定のターゲットに絞って訴求をするのが、DM(ダイレクトメール)や電子メールによる販促です。すでに顧客リストを持っているのであれば、この方法は有効です。

しかし、来店促進をお考えだということは、十分な配信対象人数を確保できていないことがうまくいかない原因かも知れません。それともうひとつ、うまく訴求できていない可能性もあります。

1-3.SNS販促

Facebookやツイッター、インスタグラムなどSNSを使って販促活動をするお店はとても多くなっています。メリットは何といっても手軽で無料、しかも情報の即時性が高いことです。

しかし、これだけ便利なツールを使ってもイマイチ来店につながっていないと感じるのは、SNSではなく、SNSの使い方に原因があると考えられます。
先ほども述べましたが、「うまく訴求すれば」うまくいく可能性大なのです。

1-4.問題なのはツールではなく中身である

ここまで「うまく訴求すれば」と何度か述べてきました。これはつまり、来店促進に重要なのは何を使うかというツールの問題ではなく、それを使って何を伝えるかという中身の問題だということです。

この本質を理解していなければ、今後どんなに素晴らしい媒体やツールが登場しても、やはり来店促進にはつながらないのです。

では、どうすれば良いのでしょうか?次章よりその本質に迫っていきましょう。

2.成功する来店促進術で押さえておくべき5つのポイント

刺さる広告、来店促進につなげるためのノウハウとして留意しておく5つのポイントを解説します。

2-1.来店促進の目標に道筋と納期を定める

ただ漠然と来店促進に向けて活動をしていても、意味はありません。そこに具体的な道筋と納期がなければ、人はゴールを意識することができません。

ゴールや目的を意識していない行動には魂が宿らず、どこか「とりあえずこれだけやっとけばいいか」というニュアンスが漏れ出てしまいます。

ターゲットとしている人たちに、いつまでに来店してほしいのか、そのために何を伝えるのか、という目標を明確にしましょう。紙とペンを出して、そこに書き出していってください。

2-2.現状を正確に認識する

次に重要なのは、現状の正確な分析です。「正確な」という言葉をつけたように、現状分析は正確でなければなりません。自分自身を客観的に評価するのは難しいですし、耳の痛いような話は避けたくなるものです。

しかし、その耳の痛い話にこそ来店促進がうまくいっていない原因があるはずです。良い点を洗い出すのと同時に至らない点、できていないことなどを徹底的に洗い出してみてください。

2-3.自店の商品やサービスを必要としている人の心をイメージする

集客をする際の基本として、ターゲットとなる人の心を理解するという手法があります。顧客となる可能性のある人たちが何を求めて、何に悩んでいるのかという心を理解することで、何を求めているのかが自ずと導き出されます。

その人の立場になって考えるというのは相手を理解するためのセオリーですが、それは来店促進という目的においても同じです。

2-4.ここまでの設定事項を各来店促進ツールで具現化する

ここまでの3点を来店促進ツールで、具現化していきます。ここまで解説してきた3点はいずれも、チラシやDM、SNSなど何を使って伝えられるものばかりです。

あとは、ペルソナが最もよく使っていると思われるツールを想像してみて、そのツールを使って情報を伝えます。

2-5.来店してほしい人に自信を持って伝えたいメリットがあるか

5つ目の重要なポイントは、実は最初に考えるべきことかも知れませんが、意外に洗い出せていないことなので、敢えて解説の順序を最後にしました。

来店を願う人たちがお店に来た時に、本当に喜んでもらえるという自信があるか?お客様が来店してくれたら必ず満足してもらえると自信を持って伝えられることがあるのか?・・・ここで重要なのは、自信を持てるかという点です。

自分でも半信半疑なものをどれだけ小手先のテクニックで伝えても、自信がないことを見透かされてしまい、信用してはくれません。

関連記事:ブログで集客に失敗する本当の理由|成功のための改善策と戦略を伝授

3.広告、販促物作成でチェックすべきポイント

前章では来店促進戦略を立てる上での方向性や概要について解説しました。この章ではそれをさらに落とし込んで、実際に配信する販促物のチェックリストです。ここの各項目に合格しているかどうかをチェックしてみてください。

3-1.ライバル店や競合店ではなく自店を選ぶ理由を伝えているか?

来店促進戦略で必ず意識するのが、ライバル店や競合店です。競合店と比べてみて、自店に来てもらう明確な理由が伝えられているでしょうか?

ライバル関係にあるので、すべてが優っているとは限りません。ある特定の商品やサービスにおいて、これは負けていないと思うものを訴求することで、お客様にとってはそのお店に行く理由ができます。

「自店を選ぶ理由」は分かりやすいほど良いので、販促物に接した人が来店した時にどんなハッピーがあるのかをイメージさせてあげてください。

3-2.見る人から共感が得られ、感情を揺さぶることができるか?

販促物の目的は来店の促進ですが、その前に大きな目的があります。それは、見る人から共感を得て、感情を揺さぶることです。根本的に人は広告が嫌いで、広告だと分かると自動的に興味が半減します。

その心理を前提として、思わず二度見してしまうような訴えかけが必要です。例えば、アンチエイジング商品の広告であれば「え?63歳ってホント?」というキャッチコピーとともに、どう見ても63歳に見えない女性の写真があったら、見る人の共感が得られるでしょう。「これって本当かなぁ?」と思わせたら勝ちなのです。

来店を促進するのにあたって、しっかりターゲットとなる人たちの心に寄り添って感情を揺さぶってください。

3-3.金額の提示など見る人が知りたいことが揃っているか?

広告だと分かっていて興味を持ってくれた人が次に興味を持つのは、価格です。それ以外にも知りたいことはあると思いますが、見る人の知りたいことが揃っていることは重要です。

人の共感を得て心を掴んだとしても、その人が知りたい情報がなければ再び興味が半減した状態に戻ってしまいます。

価格やお店の場所、連絡先に加えて、例えば経営者やスタッフの写真などがあると、「どんな人がいるんだろう?」という興味にも応えることができます。

3-4.見る人に行動(来店)を促進するゴールに道筋がつながっているか?

販促物には必ず、出口が必要です。興味を持ち、来店の意欲を持ったら次には、その人に来店してもらうまでの動線がつながっていなければなりません。
電話予約が必要なのであれば電話番号と受付時間を大きく表示しておく必要がありますし、お店の地図や営業時間も必要でしょう。
せっかく食いついてくれた人を逃がさないためにも、動線をしっかりと確保してください。

3-5.このノウハウは概要であり全体の一部に過ぎません

ここまで4つのノウハウを伝授してきましたが、もちろんこれらは一部に過ぎません。最初からすべてのノウハウを詰め込んでも実践する気になれないでしょうし、来店促進活動には段階があるので、まずはこの記事の内容を実践してみていただきたいと思います。

そこからさらに発展した来店促進ノウハウや、その先にある販売促進などの成長戦略については、●●のお問い合わせフォームからぜひお問い合わせください。

4.まとめ

来店促進という言葉には、実に奥の深いノウハウがあります。人が仕掛けて人に訴えかけ、人に動いてもらうための戦略なので、そこには人が持っている本質的な行動心理を知っておく必要があります。

この記事では人の行動心理に基づいた戦略の組み立て方とチェックリストをお伝えしてきましたので、まずはできることから試してみてください。

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