これまでに効果があると考えられる集客方法を手当たり次第に試したのに、それでも集客が思うようにいかず、お困りではありませんか?
集客を頑張っているのに効果が出ず、そもそも集客とは何なのかと頭を抱えてしまっているお店は少なくありません。
あなたは、集客とは何だとお考えでしょうか?
もし、「集客=客寄せ」と考えているとしたら、集客効果を得るためにはその認識を変える必要があります。なぜでしょうか?
集客とは何なのか、この記事を通して集客に対する認識を変えていき、本当に効果のある集客を実感して欲しいと思います。
Contents
1.集客の定義
集客はその言葉通り、お客さんを集めることを指します。
しかし一言に集客とはいっても、集客をどのように認識するかで意味がまるで違うものになります。
1-1.うまくいかない集客の定義
「集客=客寄せ」と認識している場合、とにかくお客さんを集めようと集客の方法ばかりに着目してしまい、実行できそうな方法は片っ端から試す集客をするようになってしまいます。
これはターゲットの選定をすることなく闇雲に声を掛けている状態なので、効率の悪い集客なのですが、多くの経営者がこのような状態に陥ってしまっている現状があります。
1-2.うまくいく集客の定義
うまくいく集客は、自分達の商品やサービスを買ってくれそうな人を見つけ出し、その人達に商品を買ってくれるようにアプローチすることを中心としている傾向があります。
つまり、「集客=見込み客に呼び掛ける」ことと認識しており、その認識を基に行動しているということです。
1-3集客の定義は認識によって変わる
一言に集客といっても、定義は認識次第で変わることがご理解頂けたと思います。
次の章では、集客に対する認識の違いによって定義が変わるだけでなく、集客の質も変わることを解説します。
2.認識の仕方で変わる集客の質
集客に対する認識の違いが集客の質にどのような影響を与えるのか、詳細を確認していきましょう。
2-1. 「集客=客寄せ」と認識している集客
「集客=客寄せ」と認識していると、客足が思うように伸びずにその月に売り上げが危うい状況になった場合、とにかくお客さんを集めようとしてしまいます。
店の外を歩いている人達に声を掛けたり、チラシを配布したり、SNSでお店情報を流してみたりなど、効果がありそうだと思われる集客方法を片っ端から試そうとするのです。
これは「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」方式なので、本当に必要としてくれるお客さんにはなかなか当たりません。
また、このような方法は自分達の強みを洗い出すことをないがしろにしているため、ホームページを用意してみたり、SNSを利用してみても競合の良さそうなところをなんとなく真似するだけにとどまります。
お客さんの心に刺さる発信は困難となってしまうのです。
つまり、どんなに頑張っても集客効果は上がらず、リピーターも増えないという悪循環に陥ることになります。
2-2. 「集客=見込み客に呼び掛けること」と認識している集客
「集客=見込み客に呼び掛けること」と認識していると、自分のお店に来てくれそうな人が見ている情報源は何であるかを考えます。
また、彼らに自分のお店を選んでもらうにはどうやってアプローチすれば良いだろうなど、見込み客に振り向いてもらうことを第一に考える傾向があります。
そして、その考え方を軸として行動するため、「今ちょうどお店を探していた」、「こんなお店に行きたいと思っていた」などといった人達に巡り合いやすくなります。
2-3.認識で集客の結果がまるで違う
ここまでに述べた通り、同じ集客でも認識の違いによって行動パターンが全く異なるため、集客で得られる結果もまるで違うものになります。
従って、集客に困っているのならあらゆる集客方法を試してみる前に、自分の集客に対する認識を見つめ直してみましょう。
そして、もし「集客=客寄せ」と考えているのなら、「集客=見込み客に呼び掛けること」という認識に変えていきましょう。
それができれば、集客の行動パターンも成功する方向へ変えていけるはずです。
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3.成功する集客の行動パターン
「集客=見込み客に呼び掛けること」と認識することができれば、自然に成功する集客の行動パターンがとれるようになることが期待できます。
では、その成功する集客の行動パターンとは一体どのようなものなのか、詳しく解説します。
3-1. 見込み客が集まるところに着目する
見込み客にアプローチをするためには、相手の目の留まる場所にお店情報を発信する必要があります。
そのために発信する前にまず、見込み客がお店情報を検索する時は、どのような行動を取り、どのような場所に集まるのかを真剣に考えます。
例えば飲食店の場合であれば、食べログやぐるなび、ホットペッパーグルメなどに着目し、美容室の場合であればホットペッパービューティーや悩みに応じたキーワード検索などに着目し、そこにアプローチすることになります。
このように、見込み客が集まるところや行動をリサーチすることで闇雲にお店情報を打ち出す行動を起こしにくくなるため、効率的に集客できる確率が高くなります。
3-2. 自分のお店が選ばれる宣伝文句を作る
見込み客が集まる宣伝先を考えた後は、自分のお店を選んでくれそうな宣伝を考えることになります。
見込み客が振り向いてくれることを第一に考えるようになると、どのような宣伝内容であれば、相手は数多くあるお店の中から自分のお店を選んでくれるだろうという視点で宣伝文句を作るようになります。
その結果、お客さんの心に響く宣伝がしやすくなり、それが効率の良い集客につながることが期待できます。
3-3.お客さん第一で考える
「集客=客寄せ」という認識と「集客=見込み客に呼び掛けること」という認識の決定的な違いは、お店第一主義なのか、それともお客さん第一主義なのかという違いだといえます。
お客さん第一で考えることができれば、集客に悩んでいた今までとはまるで違う考え方ができるようになります。
考え方が変わればそれに伴って集客の行動も変わるため、集客効果を実感できるようになる確率が高まります。
4.まとめ
集客とは言葉通り、客集めをすることだということを念頭に頑張っていた方にとって、今回の記事は目から鱗と感じる内容があったかもしれません。
人は自分のことばかり考えている人よりも、相手のことを考えてくれる人のところに集まるものです。
そして、これはお店にも当てはまることでもあります。
成功する集客の定義と行動パターンを参考にして今までの集客を見直し、本当に効果が実感できる集客が行えるように役立ててください。
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