飲食店のオープンを成功させるチラシを使った集客術

 

これから飲食店をオープンしようと考えており、チラシを使った販促を検討している方にお聞きします。

飲食店のオープンを知らせるチラシは、どのタイミングで出そうとお考えでしょうか?

オープン後でしょうか? それともオープン前でしょうか?

また、あなたの飲食店により多くの人が来店するにはどのようなチラシが効果的かご存知でしょうか?

このように、チラシを出すには最低でもこれだけのことを考える必要があり、それがしっかりできているかどうかが飲食店オープンの成否を大きく左右します。

この記事では、チラシの効果を最大限発揮するために知っておくべきこととして、

  • オープン前に用意しておくチラシの種類
  • チラシに記載する内容
  • チラシを配布する最適なタイミング

について解説していきます。

1.オープン直後に飲食店がスタートダッシュできるかはチラシ配布のタイミング次第

集客は飲食店をオープンしてからすればいいとお考えの場合は、その考えは今日からでも改めていただきたいと思います。

何故なら、集客のタイミングに対する考え方が、オープン後の客足に大きく影響するからです。

1-1.チラシをオープン後に配るようでは遅すぎる

新しくオープンする飲食店を人に認知してもらうには、ある程度の時間が必要です。

お店に関する情報が一切ない状態で来店する人は多くはないでしょうし、場所によっては

気付いてさえもらえない場合もあります。

このことから、ほとんどの人に知られていない状態で営業を開始すると、オープン後しばらくは来客数が少なくて売り上げが伸び悩むという状態に陥ることがよくあります。

1-2.成功する飲食店ほどオープン前の販促に力を入れている

オープン直後から来客数が多い飲食店はオープン前の集客効果を十分得られており、売り上げを伸ばすことに集中できていることがほとんどです。

それは、成功している飲食店ほど販促には時間がかかることと、オープン前に来店の見込み客をある程度確保しておく必要性を知っているからです。

それでは、オープン前に効果的な集客を行うためには、どのようなチラシをいつ配布すれば良いのでしょうか?

2.最低限配布するべき2種類のチラシ

オープン前にできる販促の中でも最も簡単であり、かつ効果が見込めると考えらえる2種類のチラシについて解説します。

2-1.飲食店のオープンを告知するチラシ

まず最初に配るべきチラシは、「○月○日にオープンします」といった内容で、飲食店が新しくオープンすることを知ってもらうものです。

ただし、飲食店の名前と所在地、そしてオープン日をお知らせするだけでは足りません。

より多くの人にしっかり認知してもらうためには、お店の魅力を伝えて覚えてもらう必要があります。

2-1-1.飲食店の詳細を掲載して魅力を伝える

より多くの人に来店してもらうためには、相手に自分の飲食店がどういったものかを具体的に想像してもらい、魅力を感じてもらう必要があります。

そのためオープンを告知するチラシには、飲食店の名前や所在地、オープン日以外にも以下に挙げる情報を掲載することが有効だと考えられます。

  • 飲食店のウリにしているコンセプトや商品の紹介
  • 外観や店内の雰囲気を写真付きで紹介
  • メニューや価格帯の紹介
  • オープンに対する思いやこだわり
  • 来てくれた人だけが使えるクーポンや特典

これらの情報以外にも相手に伝えたいことがあれば、掲載を検討してみても良いでしょう。

ただし、チラシに掲載する情報は単に自分が言いたいことだけではなく、相手が欲しいと思う情報であることが大前提です。

2-1-2チラシ配布のタイミングはオープンの30日~25日前

オープン告知のチラシを配布する目的は「認知」してもらうことです。

人に認知してもらうにはある程度の期間が必要ですが、逆に期間が長すぎても競合の情報に埋もれてしまう可能性があるので、オープン1ヵ月前くらいからの告知が適切だと考えられます。

2-2.開店記念のキャンペーンを告知するチラシ

「こんなお店ができる」と認知してもらうことができたら、来店の一押しとしてお客さんがお得だと感じるオファーを出しましょう。

「来店してくださった方にデザートかドリンクをサービスします」

「オープン記念として○○をプレゼントいたします」

などといった一押しがあるかないかで、オープン時の客足に大きな差が生じます。

2-2-1.キャンペーンの詳細を掲載することでお得感を伝える

開店記念のキャンペーン告知では、オープニングキャンペーンの魅力を伝える一言を添える他に、詳細な内容も記載しておきましょう。

また、予約への誘導として連絡先を大きめに分かりやすく記載することと、念押しとしてオープン告知で記載した飲食店のウリやメニューなどもの記載しておくことも重要です。

キャンペーンの詳細と飲食店の魅力を再度伝えることで、見込み客の「食事を楽しめそうだ」という期待値を高めることができれば、来客数の増加につなげることが可能です。

<開店記念キャンペーン告知チラシの記載リスト>
  • キャッチコピー(オープニングキャンペーンを魅力的伝える一言)
  • 店の名前
  • ご挨拶
  • オープニングキャンペーンの説明
  • どんな店なのか
  • 何がウリなのか
  • 店内、外観はどんな感じなのか
  • どんなメニューを用意しているのか
  • 価格帯はどれくらいなのか
  • お店の人はどんな人なのか
  • キャンペーンの期間はいつからいつまでなのか
  • お店をスタートする上での想い
  • お店の住所、地図、電話番号、営業時間など
  • 予約への誘導、来店時のクーポン

など

2-2-2.チラシ配布のタイミングはオープンの13日~7日前

キャンペーンのオファーをするには、先に飲食店が認知されていることが前提となります。

そのため、まずはオープンの1ヵ月前くらいにオープン告知を行い、それから少し間をおいてからキャンペーンの告知をして見込み客の期待値を高めることで、より効果的な集客が期待できます。

3.チラシによる飲食店オープン集客の成功の秘訣

ここまでで、飲食店のオープンを成功させるために最低限配布するべきチラシについて解説してきました。

しかし、本当の意味で飲食店オープンを成功させるためには売り上げを継続して伸ばしていく必要があり、先に述べたチラシだけでは十分とはいえません。

3-1.飲食店の魅力を知ってもらう

オープン後も来客数を伸ばすためには、さらに認知を広げるために継続して飲食店の魅力を発信し続ける必要があります。

また、数多ある競合の中から自身の飲食店を選んでもらうためには、ただ店舗情報を列挙するのではなく、ターゲット層の目に留まりそうな店舗の魅力を洗い出し、最大限伝える努力をする必要があります。

3-2.自ら積極的にオファーを出す

一度来店してもらえたとしても、リピーターになってもらえるとは限りません。

また、ただ待っているだけでは来客数を増やすことはできません。

新規の来客を増やし、リピーターを着々と増やしていくためには、常に新しい情報を提供することを忘れられないようにすることが肝心です。

そのため飲食店をオープンした後も、季節ごとのメニューの更新や新しいキャンペーンの告知などを定期的にチラシ配布するようにしましょう。

まとめ

今回の記事をお読みいただいて、チラシはただ出せばいいというものではなく、配布するチラシの内容とタイミングが大きく影響することがお分かりいただけたと思います。

実践するにあたって難しいことはないと思うので、飲食店オープンを成功させるためにもぜひ活用してみてください。

合わせてこちらの記事も参考にしてください。

結果が出ない飲食店の集客戦略を根本的に変える方法

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